シティライフ株式会社

NO.123

風に吹かれて出かけてみれば

 深城台地で季節を見て、
味わって、農体験!
市原市深城

 

 スイカ、ジャガイモ、ダイコンなど、市原ブランドの一大生産地として知られる市原市深城の台地に、完成面積4000坪という広大な私設公園が誕生する。まだ造成途中という園内には、すでに数百種類の花木をはじめ、ブルーベリーなど多種の果樹が植裁され、花はもちろん果樹の摘み取りや農体験が四季折々に楽しめる公園になるという。
「造園業のノウハウを活かし、木を大切にする緑化活動のひとつとして、一昨年より整備しています」と話すのは、地元で造園業を営む中村良行さん?。中村造園土木株式会社では、循環型社会をめざし、数年前より廃棄木材をチップ化して堆肥にする試験プラントをスタートさせた。これまでボランティアで活動した日本各地の大規模整備事業でも、多くの実績を持つが、今年度(予定)堆肥工場が本格稼働するのにあわせ、地域の交流拠点にと地元深城に公園を造成した。
 公園の一角にある破砕処理場では、運び込まれる流木や公園、緑地整備などで出た選定枝を、その用途にあわせて様々な形に砕いていく。これを市原市近隣の牧場で出る馬やゾウのフンと共に発酵させて、チップの堆肥化も行われている。「東京ドイツ村や多くの農家でも実証済ですが、この堆肥のおかげで公園内の花木の活着や勢いが格段に違います。日本に2台しかない大型攪拌機トップターンや、大量かつ広大な面積に肥料や種を蒔くことができるバークブロアがあるので、このような広大な場所でも作業が容易です」と、中村さんは園内を案内してくれた。
「来年、この斜面は一面のコスモス畑、ひまわり畑になります。ハスや花菖蒲が植えてある下の池までは遊歩道をつけ、周辺はアジサイ園にする予定です。すでに珍しい品種のアジサイを2000株用意してあります」と、公園全体の設計図はすでに出来上がっている。また、広場はイベント会場として地域に開放し、希望者があれば隣接する広大な畑もグリンツーリズムの拠点として提供するつもりという。
 夏の園内では、強い陽射しに負けないあざやかなサルスベリが咲き、秋の実りを待つ果樹が青い実をつけていた。木陰のベンチで一休みしていると、涼しい風が台地を吹き抜ける。「天気の良い日は富士山が一望できます」と、小高い丘にある公園からは房総丘陵が広がる。園内には、特別に設計したすべり台や遊具も置かれている。
「来年は、木材チップから出てくるカブトムシやクワガタが楽しみです。今後は、周囲の里山や畑を含むこの広大なエリアをフィールドに、自然観察、緑化活動、農体験を楽しむ仲間を募りたいと思っています」と話す。入場無料、散策自由。入り口正面にはチップが敷き詰められた広い駐車場もある。イベント等の利用は、電話で問い合わせて欲しいという。(国安)

お問い合わせ/中村造園土木株式会社
TEL.0436-66-8454
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