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NO.22


体の疲労をとり回復を早めるためにスポーツや入浴後に、水分補給を

 健康維持・増進に役立つ製品の研究開発を行い、そのなかで培ったスポーツと健康に関する情報をセミナーとして無料開講する大塚製薬。7月に行われた市原市スポーツ指導者講習会にも特別協賛として「水分と健康」を講演。その内容を紹介します。 (米)

 私たちは千葉県で3名、主にスポーツ少年団と中学生を対象に活動しています。昨年もセミナーで「スポーツと栄養」のお話をさせていただきました。今日は「水分」についてお話しします。
 まず、大人の安静時(動かずにじっとしている場合)、1日に必要な水分の摂取量ですが、食物で1000ml、飲料で1200ml、体の中で栄養をエネルギーに変えるとき作られる水300ml、トータル2500mlです。活動すれば当然もっと増えますね。一方、排泄は、尿や便、呼吸・皮膚の表面から出て行く水分を合わせ2500ml。摂取量と排泄量が同じならバランスが取れいていいのですが、たいてい出るほうが多い。むしろ水分が足らない場合が多いのです。日ごろから水分を取るよう心がける必要があります。
 水分は体液として体の60%を占めています。細胞の中に40%、血液や細胞と細胞の間(組織間液)に20%。これらはただの水ではなくて、皆さんがよくご存知のようにイオンというプラス・マイナスを持った水分です。
 体液は、酸素や栄養を細胞に届け、細胞から出る老廃物を腎臓や肺に届ける運搬と、体温の調節という役目があります。水分が不足すると体内で酸素不足、栄養不足が起き、細胞の中に老廃物が残ってだるさ、疲労感が起きます。栄養分を利用するにも、まわりに充分な水分がないとうまくいきません。
 水分は自律神経とも深く関わっています。昼間は体が活発化するようコントロールする交感神経、夜にはお休みモードになる副交感神経。昼間、水分が足りないとこの自律神経の交代がスムーズにいかず、夜眠れなくなります。一日の水分の管理は、活動・休息のバランスのためにも効用があります。
 このように重要な役目を持つ水分が、体重の3%減少すると、汗をかく量が足りなくなり、体温を下げる機能の働きが悪くなります。夏場・炎天下で運動を1時間すると、体外に出ていく水分は約2l。体重50kgの人なら1.5lが3%ですから、これを放っておくと熱射病などの熱中症になります。
 熱中症の他に、水分不足から起こる人命に関わる事故があります。入浴後の心臓発作・脳梗塞です。夏場より冬場に多いのが特徴です。40度の湯に10分浸かっていると、約500mlのペットボトル1本分の汗をかきます。汗はイオンを含み、ナトリウムやカリウムも一緒に失います。ここで水分を補給しないと、血液の粘張度がぐっと上がります。  血液が固まるのは血小板の作用・凝集性ですが、朝6時〜9時に高くなります。水分不足のままで血液が濃くなっているときに凝集性が高まると、細くなっている血管で詰まってしまう。寝る前にコップ1杯の水を飲むことが予防になります。トイレが近くなるからと水分補給をしない方もいますが、膀胱が空っぽで尿が不足すると、筋肉が収縮して尿意になります。適度な水分補給も尿意を押さえる効果があるわけです。
 この時、純水と生理的食塩水(イオンを含んだ水)によって尿の量が変わるというデータもあります。1リットル飲んだとき、純水の場合はどんどん尿が増えてきますが、生理的食塩水はほとんど尿になりません。私たちの体の水分は電解質を含み、一定の濃度を保っているので、ただの水は入っていかない。血液も同じです。イオン飲料は細胞・血液を一定の濃度に保ちながら水分を充分に補給します。ですからイオン飲料が最適なのです。

 スポーツをすると汗をかくので、発汗量に相当する分を飲むのがいいとされています。成分は電解質、そして吸収を早めるための糖質を含んでいるもの。熱中症予防には塩分濃度0.1〜0.2%のものを飲むようにとされています。汗のかきはじめ(発汗初期)はそれほどベタベタしていないと思いますが、ずっと汗をかいていると濃度があがってきます。水分補給は早い段階で行ったほうがいいですね。イオン飲料は、汗の初期成分と同じ電解質と、最適な糖分が入っているので、短い時間で水分補給ができるのです。汗をかいて喉が乾いたら、イオン飲料を飲んでいただいて、できればその時に大塚製薬の製品を選んで下されば、と思っています(笑)。

 
写真説明 渡辺修一さん
  大塚製薬・東京支店 POKARISWEATプロジェクト課長
 



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