rogo.gif (6627 バイト)

NO.

パッチワークキルトは布の芸術品

茂原市にお住まいの白岩和美さんが、パッチワークキルトと出会ったのは12年程前。その奥の深さに魅せられ、今や国内外の雑誌にその作品が紹介されるほどの腕前。素敵な作品に囲まれたご自宅でお話を伺いました。

▽パッチワークキルトを始めたきっかけを、教えていただけますか。
◆もともと大阪の文化服装学院で洋裁の教師をしていました。結婚後、主人の転勤で茂原に転居。自宅でお友達に洋裁を教えていました。布が大好きで、とくに洋服の生地は自分の気に入ったものを買いますよね。その端ぎれが捨てられなくて、接ぎ合わせて小物を作り飾って置いたんです。そしたら、生徒さんがぜひパッチワークキルトも教えてほしいと。
▽それから資格を取られたのですか。
◆パッチワークキルトはまったくの我流でしたので、講師の資格を取るために、東京のヴォーグ学園に通いました。月に約10作品の提出が課せられていましたので、もう大変でした。その後、先生方を指導する指導員の資格を取るためにさらに半年通い、デザインなど勉強しました。当時子供が小学校4年生。ちょうど子育てが一段落して、自分のこれからの生き方を模索していた時でした。
▽パッチワークキルトといえば、アメリカンパッチワークが有名ですね。
◆古くは西部開拓時代、ヨーロッパからアメリカに移住した人々によって、伝えられたようです。夜空を見ながら、望郷の思いを込めて一針一針縫っていたんでしょうね。星のパターンだけでも100種以上あるんですよ。こうして縫ったものは、親から子へと大切に扱われてきました。現在でも本場・アメリカでは、パッチワークキルト専門の画商がいて、絵画のようにオークションが開かれています。日本でもカントリー調のインテリア人気で、パッチワーク人口が急上昇してきました。
▽その魅力は何ですか。
◆大作になると1、2年かかるのもあるんですよ。どんな作品ができるのか想像しながら縫うのはワクワクします。その反面、途中で配色がイメージに合わないことも。納得する作品ができるまで、試行錯誤の繰り返しです。それだけに仕上がった時の感動はなんともいえません。作品一つ一つに作った時の思い出が込められていて、大げさにいうと、人生が縫い込まれているというか。
▽とくに印象深い作品は?
◆一昨年、東京国際キルト博に出展を依頼されて制作した「春のうたげ」です。出展に際して、大きさと花をテーマにという指定がありました。ちょうど娘の成人式のお祝いに、桜の花をテーマにした大作に取り組んでいたこともあり、迷わず桜をテーマに決めました。この作品は、他の作品とともに、フランスのキルト雑誌に掲載され、その後パリとローマで展示されました。
▽ところで、茂原、大原、大網でパッチワークキルトの教室を主宰していらしゃるそうですが、手芸が苦手でも大丈夫ですか。
◆もちろん!だれでもできますよ。私が保証します(笑)。初めて針を持つ方もいます。最初は縫い目が揃わなくても、それは最初の作品として大切な記念になるでしょ。年齢もまちまち、みんなでおしゃべりしながら、楽しいですよ。
▽最後に今後の目標を聞かせてください。
◆アメリカのヒューストンで、毎年パッチワークキルトの世界的なお祭りとコンクールが開かれます。ここ数年日本人の入賞者が増えてきました。ぜひ出品してみたいですね。 人とおしゃべりするのが大好きで、自らhやりたがり〜iというほど、好奇心旺盛な白岩さん。感動するほどのすばらしい作品ができるのも、家族やお友達、生徒さんたちとの充実した生活があってこそ。「いつも学ぶ姿勢を忘れずにいたいですね」と足元をしっかり見つめている。
       

(H)PROFILE 大阪出身。
ヴォーグ学園パッチワークキルト科卒、講師・指導員免許取得。
ミシンキルト講師免許取得。 作品掲載、主婦と生活社「私のカントリー」、フランスサックス社「マジックパッチ」など多数
0475-23-3327茂原市中部6の2写真説明
 人/白石和美さん バックのキルト「桜咲く」は、娘さんの成人式のアニバーサリーキルトとして、2年かけて作った思い出の大作。
キルト/東京国際キルト博に出展した「春のうたげ」。約40cm四方の作品。茶系をバックに、中央の白地に桜が舞う。 
 



(C)City Life