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NO.38

2人で、「素敵!」と言われるモノを作り続けたい

雨宮英雄さん・祥子【さちこ】さん御夫妻
(山武郡横芝町)
  

 以前は一部の人達だけだったのが、最近、愛犬家の間で犬に洋服を着せることが流行っている。
 横浜・元町や都内のおしゃれ人気度の高いスポットには、洋服だけでなく帽子やマフラー、ポシェットなど小物にも凝った「着飾った」犬たちが飼い主と歩いている。
 横芝町に住む雨宮さん御夫婦は、奥様の祥子さんが犬用の洋服を手編みで作り、御主人の英雄さんはその洋服を収納する家具を作っている。「趣味で」と言うが、「こんなモノが欲しかった」と、ネットオークションでは常連客もつく位人気の作品という。

◆お2人が犬グッズを作るようになったのは?
 「僕達はもともと動物好きで猫や犬とずっと暮らしてきました。今、飼っている犬で10匹目。僕は子ども時代を木工職人の叔父のもとで育ったため、リタイア後に何か木工作品を作りたいと思っていたのです。で、もう20年近く前から妻が愛犬のために洋服を作っていたので、では、これをしまい、同時にインテリア的要素の高い見せる収納をと作り始めたのです」
 「私は子どもの頃から編み物が好きで、いろいろなものを編んできました。今、着ているワンピースも私が編んだもの。そもそも犬の洋服を作り始めたのは、ペットショップのオーナーがある犬のセーターを『これは絶対に手作りではできない』と言うのを聞き、じゃあ作ってみようじゃないのと。それで作れちゃったので気を良くしちゃったんですね〜」

◆作品づくりにおけるこだわりはありますか。
 「私は、あくまで手編み。夏はサマーニットと年間着られるものを。どんなデザインでも挑戦してみたいです。これまでに作った洋服は100着位かな」
 「僕は叔父仕込みの昔ながらの、機械や道具に頼らない作り方で。接着剤とホゾ組みで、家具を作ります」

◆祥子さんのホームページ『マコのページ』で作品の一部を紹介していますね。
 「ええ、やはり自分の作ったものをひとに見てもらいたいから。ネット上で展示会の感覚。紹介しているのは、ごく一部。こんな感じと分かっていただけたら。とにかく、オーダーメイドなので、デザインやカラーなどリクエストに合わせて作ります。あくまで趣味の延長でやっていること。だから代金は材料費と送料のみ頂いています。昨年、パソコンを始めメール交換やネットオークションに参加するだけじゃ物足りなくなり、ホームページを作ってみたいと思ったのです。7年前、ガンで入院している時に書きためた文章と近況などを短いエッセイのような形で載せています」

◆反響はいかがですか?
 「私と同年代の方が懐かしいと思ってもらえたらと、自分の子どもの頃の季節の思い出等も書き綴ったのです。ところが、若い方から『へこんでいたけど、元気になった』とか、ガンについても触れてあるので、ガン患者の方から励みになったとか、アドバイスを求めるメールも来ました」

◆入院中も編み物をしていたそうですが。
 「はい。抗ガン剤などの治療で苦しかったのですが、主人が持ってきてくれた編み物の本を見たら、もうやりたくてたまらなくなり、お店に注文して病院に毛糸を持ってきてもらって…前代未聞だって言われちゃった(笑)」

◆今後の目標は?
 「僕は木工を小刀を持つ機会のない子ども達にボランティアで教えたいね。今、カントリー家具を作っているんだけど、1800年代から1900年代にかけて作られたヨーロッパの家具調のものを作っていきたい。あ、これは犬用ではなく人間の家具の話ね(笑)」
 「私は、犬だけでなく人間のものも洋服に限らず、実用性と見た目の洒落た、そして今までになかったアイディアとセンスのある小物も作っていきたいです」  (内田)

  
問祥子さんのホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~mako/
 
pdfファイル
  



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