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 自然の中を仲間と楽しく走る久野勝さん(65)

サイクリングのすすめ

芽吹きの春。
アウトドアが気持ちいい季節になりました。風を切って自然を満喫するサイクリングがいいですね。(財)日本サイクリング協会千葉県支部のサイクリングディレクターとしてサイクリングを指導し、自らも楽しむ久野勝さんを訪ねました。□自転車の魅力は?「環境にやさしいエコロジーな乗り物です。わずかなスペースでスイスイ。渋滞にも影響されません。それに風を切って走る壮快感は何ともいえません。春は花の、夏は若葉の香りを肌で感じることができます。毎年6月、山倉ダムでタンデム車という二人乗り自転車を借りて、視覚障害者と一緒にコースを走るボランティア活動をしています。目の不自由な方たちは、普段味わえないさわやかさを感じることができたと大感激でした。企画した者としても、うれしい限りでした。市原では1年に一度ですが、皇居前広場では毎週やっているんですよ」□皆で走るのが楽しいのですね。でも、企画する側としての大変さもあるでしょう。「みなさんに楽しんでいただくことが第一ですが、まず安全性です。サイクリストは自分の自転車は自分で管理するのが基本です。でも、より多くの参加を呼びかける大会では、点検、パンク修理、参加者の健康管理まで私たちがサポートします」□自転車は気軽に乗れる一方で、粗末に扱われている傾向がありますね。「本当に。放置自転車を整備して、発展途上国に送ってあげたいくらいです。昔はパンク修理だってみな家庭でやっていましたし、もっと大事にしていました。メンテナンスを自分でやると、愛着もわいてくるものです。大会に参加するような人は、みな自分の愛車を大事にしています」□久野さんはどんな大会に出場されているのですか?「友人に誘われ、15年前初めて参加したのが長野で開催された「全国サイクリング大会」でした。以来、この大会は毎年参加するようにしています。昨年は鹿児島の桜島周辺45キロを走りました。スピードを競うわけではありませんし、アップダウンもありますが、遅くても2時間もあれば走れます。開催地によっては、各地の名産物や時間のある時は温泉をめぐるコースもあったりして楽しいんです。走りながら声をかけあったり、走る喜びを素直に体で表現します。
夜、全国から集まった仲間と語り合うのも楽しみです。ファミリーでペアで、親子三代で参加する人もいます。何事もひとりより仲間がいる方が楽しいものです。ニューヨークやオランダなど、海外のツアーに参加する仲間もいます」□ 今年の大会はどこで開催されるのですか?「7月の末、東京お台場で。もっと自然のあるところでと思われるでしょうが、今回はより多くの人に参加してもらって、サイクリングの楽しさを知って欲しいという目的でこの場所になったようです。みなさんも買い物や通学だけでなく、スポーツとして自転車を楽しんでみてはどうでしょう。養老川沿いを走るのも気持ちがいいものです。市原にはサイクリングしたらもってこいの自然がたくさんありますからね」 小学校校長を退職後も、余暇活動としてサイクリングの他、フォークダンス、ユニカール、野草を食べる会の指導など、多彩な活動の久野さん。ヨーロッパのようにバスや電車にそのまま自転車が乗れるようになれば、自転車がもっと身近になると話す。(国)□連絡先(財)日本サイクリング協会千葉県支部   久野 TEL:41-8805

 



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