歌の華咲くオペラの魅力 来春公演の一般参加者大募集~南総ラ・ムジカ~【睦沢町】

【写真】2024年4月『みんなとうたコンサート』にて

 

『南総ラ・ムジカ』は、オペラを愛する市民合唱団。睦沢町中央公民館でオペラの合唱を中心に、発声の基礎から練習を行っている。講師はピアノの新井薫さんで、月に1度は『フィオーレ・オペラ協会』の西正子さんが指導に訪れる。2022年の会発足より、毎年4月に睦沢ゆうあい館ホールにて『オペラ・音楽コンサート』を開催し、そのほか地域の音楽家や音楽サークルと様々な公演を行っている。会長の市原時夫さんがオペラに魅入られたのは65才の時のこと。勝浦のオペラ公演の合唱に誘われ、日本三大テノールといわれる村上敏明さんと、西正子さんの2人のオペラ歌手の指導を受けた。「オペラの華やかな歌、踊り、オーケストラ、舞台芸術、そして何よりもその声の魅力にとりつかれました」

 メンバーはこれまで都内の新国立劇場や国際フォーラムなど数多くの舞台を踏んできた。ピアノの新井さんは「人数が少ないのでみなさんソリスト並みに頑張っています。発表の機会を多く持つことで歌う力が研磨されています」と話す。西さんの指導日には、全体練習だけでなく個人レッスンが行われる。会設立当初からのメンバーの伊藤榮子さんは「西先生は、歌詞の何を表現したらいいのかを熱心に教えてくださいます」と話す。同じく当初から参加する川島る美さんは「合唱の経験はあったものの、個人レッスンを受けて初めて口の開け方が分かっていなかったと、目から鱗でした。オペラを始めて勉強のやりがいがあります」

 同会は、2025年4/26(土)のコンサートで『カルメン』の一部を公演する。今年4月のコンサートで南総ラ・ムジカと初共演した睦沢のゴスペルグループ『ミスティボイス』も参加の予定。ミスティボイスを指導する石井和里さんは「ご一緒して声の響きに感動しました。私たちのレベルアップにもいい機会です。イタリア民謡の『フニクリフニクラ』を即興で一緒に歌って楽しかったので、来春はしっかりと練習して参加したい」と前向きに語る。同会会長の伊原壤二さんも「どんなジャンルでも共に歌う楽しさを多くの方に味わっていただきたい」と話す。この公演への参加者を一般からも募集中。練習日は、毎月第1、3、4、5水曜日、睦沢町中央公民館にて13時半~。

(前列右から)市原さん・西さん・新井さん

 また、この秋10/5(土)には、睦沢町下之郷の弘行寺にて『西正子コンサート』が開催される。『南総ラ・ムジカ』による演目もあり。開演は13時、コーヒーまたは紅茶付で1500円。チケット発売中。詳しくは問合せを。

 

問合せ:南総ラ・ムジカ 市原さん

Tel.080・6807・4021

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