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レモネードスタンドとヘアドネーションで小児がん患者支援~ライオンズクラブ国際協会 白子ライオンズクラブ~【白子町】
- 2024/8/1
- 外房版, シティライフ掲載記事
- 外房
【写真】中央・井田勝彦さん、右・井田一子さん
『ライオンズクラブ国際協会』とは、ボランティア活動を目的として結成された国際的な民間団体で、日本ライオンズクラブでは2015年に女性リーダーの育成や機会の拡大を目標に『FWT』(家族及び女性チーム)が発足した。白子ライオンズクラブの井田一子さんはFWTの委員。「私たちは奉仕の精神にのっとって、ホタル祭りや海岸清掃など地域に密着した活動を続けています。FWTとしては小児がん患者支援のため、『レモネードスタンド』と『ヘアドネーション』に力を入れています」。
アメリカで子どもたちがおこづかいのためにレモネードを作って売るレモネードスタンド。小児がんと闘っていた少女が「自分と同じような病気の子どもたちのために治療の研究費を病院に寄付したい」とレモネードスタンドを開いたことから、小児がん治療のための寄付という活動としても広がっている。白子ライオンズクラブは、ゴールデンウィークに白子町で開催した玉ねぎ狩りの会場でレモネードスタンドをオープン。初夏を思わせる日差しも手伝い、1杯300円のレモネードは次から次へと売れた。「1杯500円、千円と寄付してくださる方もいらして、7万5千円ほど集まりました。みなさんの善意は有効に使って頂けるところに確実にお届けします」と井田さん。寄付金は、千葉県下で小児がん患者、家族、及び治療終了後の小児がん経験者への支援活動を継続する『認定NPOミルフィーユ小児がんフロンティア―ズ』に送られた。
ヘアドネーションは、小児がんの放射線治療などで毛髪を失った子どもたちへ医療用ウィッグを無償提供する活動に髪の毛を寄付するもの。井田さんは「寄付できる髪の毛は31センチ以上の長さで、パーマや毛染めをしていないナチュラルな黒髪、または暗いこげ茶色の髪です。カビや雑菌が繁殖しないよう完全に乾いている必要があります」と説明する。寄付された髪の毛は、大阪で医療用ウィッグを製造・販売している株式会社グローウィングが社会貢献の一環として行っているプロジェクト『つな髪』へ送られる。つな髪のホームページでは、『ウィッグを受け取った方のメッセージ』や『ヘアドネーション参加者からのメッセージ』で、エピソードや写真なども紹介している。1つのウィッグをつくるためには、約30人分の髪の毛が必要だとのこと。寄付を考えている方には、白子ライオンズクラブからヘアドネーションに賛同する美容室の紹介も可能。詳しくは問合せを。
問合せ:白子ライオンズクラブ・井田勝彦さん
Tel.090・3225・5724
・認定NPO法人ミルフィーユ小児がんフロンティア―ズ
https://www.millefeuille.or.jp
・つな髪