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奏者と聴き手が共に楽しめる演奏を
- 2014/9/12
- シティライフ掲載記事, 市原版

袖ケ浦市立平川中学校吹奏楽部が、年に一度の定期演奏会を控え、練習に励んでいる。賑やかな管楽器の音が響く教室のドアを開けると、「よろしくお願いします!」部長、増田優香(ゆうか)さん(3年・アルトサックス)の号令とともに気合いの入った挨拶で出迎えてくれた。16名の部員は中学に入って初めて管楽器に触れた人がほとんど。中には楽譜を読むことからのスタートだったという人も。だが、1人1パートの少人数楽団。誰1人として欠かすことはできない。そんな環境もあってか、「部長を中心に何でも自主的に決める。自分たちに厳しく、妥協を許さず練習に打ち込む姿が見られます。私が口出しすることはほとんどありません」と顧問の渡邊政彦教諭。「音楽に言い訳なし、努力あるのみ」とのモットーを代々の先輩から引き継いでいる。夏休みの練習は朝7時から16時半まで。44日間で休んだのはわずか5日だけ。外での練習も多く、運動部に負けないくらいのハードさだ。
2年前の日本学校合奏コンクール、全国大会グランドコンテストで銀賞を獲得。千葉県吹奏楽コンクールでは第55、56回と連続で本選大会まで出場した。今年の出場は叶わなかったが、ショッピングセンターや公民館、小学校、特別支援学校などで毎年30~40回は演奏を行っている。
教室では、楽器を吹きながらくるくる回って踊る『ドリフ大爆笑のテーマ』と、途中で合唱を挟むファンキーモンキーベイビーズの『あとひとつ』を披露してくれた。真剣な眼差しからは、一人ひとり、しっかりと自分の役割を担おうという意気込みが感じられた。
2年生でクラリネットを吹いている女子は「いい音が出せるようになった時、達成感を味わえる。みんなで協力し、本番で成功すると本当に嬉しい」と話した。
第12回目の定期演奏会は10月5日(日)14時開演。袖ケ浦市民会館大ホールで行われる。入場無料。曲目は『マカームダンス』、『ありのままで(LET IT GO)』他多数。歌ったり踊ったり、オリジナルのパフォーマンスを見せるステージドリルもある。「自分たちはもちろん、聴いてくれる人も一緒に楽しめるようなステージにしたい」と増田さん。
集合写真では、いつも人差し指を出して「ナンバーワン!」のポーズ。これも、代々受け継がれている伝統なのだとか。
問合せ 平川中学校吹奏楽部 渡邊さん
TEL 0438・75・2141
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