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バラを育て楽しむ
- 2015/6/12
- シティライフ掲載記事, 市原版

花木でもっとも愛好者の多いバラは、初夏が一番のシーズン。加茂公民館では、約20年バラの庭作りを楽しんでいる大沢純子さんを講師に迎え、5月13日に講座『バラを育てる』を開催した。参加者は、初心者から約10年行っている人など20名。「バラを育てる基本は、バラの特徴を知って、庭の環境に合った種類を植えること」と大沢さん。「環境に合わないと病気にもかかりやすく、失敗する可能性が大きくなります。最初は育てやすさから選ぶといいですね」。
講座は苗の選び方、植える時期や場所の考え方、肥料のやり方など、世話の方法を10のポイントに絞って解説。「空気の入った柔らかい土が大事。排水を良くし、定期的に土を返します。雑草をとる時は、スコップで根から掘り返すと、空気が入って一石二鳥ですよ。殺菌剤と殺虫剤も組み合わせて使います。1種類だけ使うと耐性ができて効きづらくなります」。バラの主の病気である『うどんこ病』『黒点病』の感染には、「病気になった葉はすべて拾い、土も消毒することです。菌が生き残ってしまうことが、他に感染する原因。取ったスコップ、ハサミも消毒して、そのまま別の花に使わないように」と、アドバイスした。
後半は公民館から徒歩数分の大沢さんの自宅を訪れ、ご夫婦で丹精込めて作られた庭を見学。外壁や門回りに咲く何種類ものつるバラや、玄関へのアプローチ、広い芝生の庭の周囲で、大きく花開く鮮やかな数多くのバラと色とりどりの花、樹木の緑をたっぷり堪能。剪定の仕方やバラの花の楽しみ方、実際の土の様子など、ご主人も参加し、実地で説明を受けた。参加者は感嘆しつつ写真を撮ったり、熱心にメモを取ったりした。
「綺麗な花、香りの良さがバラの魅力。世話をすればちゃんと答えてくれます。次々と咲く初夏の朝が一番楽しみですね」と大沢さん。参加者は「消毒の仕方などとてもよく分かった。さっそく帰って世話をします」と喜んでいた。
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