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健康にいい笑いを 落語入門講座
- 2016/2/26
- シティライフ掲載記事, 市原版

「心温まる失敗談の笑いは、後味がいいんです」と話すのは、あすみが丘在住の社会人落語家・三遊亭遊王さん。昨年、市津公民館主催で開催された「シニア寄席・落語の楽しみ方」を担当した。三遊亭圓王師匠が主宰する社会人落語倶楽部の会員で、年20回ほど高座に上がり、入門講座も各地域で行っている。今回の講座は、39名の参加者が落語世界への入口を笑いながら楽しんだ。
まずは豆知識。「寄席は毎日、昼夜2回公演があり、基本自由席。演者の入れ替わり時なら出入り自由、飲食自由な所もあります。ただ、演じているときにお煎餅がバリバリ鳴るのはちょっとねえ」と参加者を笑わせながら解説。見習い前座で始まる落語家は、二つ目で最低50話、真打ちで100話覚えること、耳馴染みの良い七五調のセリフを多様するなど、興味ある内容が盛りだくさん。さらに「代演は日常茶飯事です。寄席の出演料は安いので、人気のある落語家は別の場があるとそっちに行っちゃうんですね」と裏話なども披露した。
最後は落語を一席。話は、酔っぱらって夜中に帰宅した旦那と奥さんが家呑みについて攻防する『代り目』。奥さんに威張り、肴のおでんを買いに行かせる旦那だが、「いつも感謝してる。あなたは私の弁天様だ!」と叫んだら、奥さんがまだ出かけていなかった、というオチ。「落語の世界もとても面白い。寄席に行ってみたくなりました」と参加者は堪能。遊王さんは「落語は機知に富んだオチで笑う。健康に良くボケ防止にもなりますから、趣味にいいですよ」と語った。
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