至福の珈琲で自分磨き

 現代アート鑑賞やスイーツづくりを楽しみ地域の方と交流する女性限定の講座、国分寺公民館主催『国分寺小町|素敵に自分磨き|地域に向けてわくわくを発信しよう』(全8回)が今春からスタート。取材時のテーマは『おいしい珈琲を淹れよう!』。
 同館職員が参加者20人の緊張をほぐすレクリエーションを行ったあと、国分寺台で生豆をオーダー焙煎する専門店『香煎』の店主西本多津子さんが「豆は適度に焙煎された鮮度の良いものを選んでほしい」などコーヒーについて説明した。
 実習では、ペーパードリップを使った経験のある参加者と初心者、西本さんが同じ条件で淹れたコーヒーを飲み比べた。豆は焙煎したてのブラジル、90度前後の軟水のお湯を使用する。3人が細口のポットで慎重にお湯を注ぎコーヒーを抽出すると、参加者は試飲して「スッキリした味」、「わあ、美味しい」などと声を上げる。なかでも、西本さんが淹れたものは「苦味がさわやか」と高い評価。その秘訣は「粉がまんべんなく湿るようにお湯を注ぎ、膨らんだ表面が少しへこむくらいまで蒸らし2投目を注ぐ」、「お湯をしぼりきらない」など。基本を押さえれば雑味のないコーヒーが出るそうだ。
 次は酸味が強いキリマンジャロの深煎りと中煎りの飲み比べ。「酸味や苦味は焙煎度合いで決まるのがわかります」とのこと。深煎りはほとんど酸味がない。「豆の保存は袋のまま密閉袋に入れ、一週間程度なら冷蔵庫、それ以上なら冷凍庫へ」。最後は参加者たちが自らコーヒーを淹れ、「癒される」と至福の時を楽しんだ。

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