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市原市姉崎地区 ふれあい会食会300回記念を祝して
- 2018/3/23
- シティライフ掲載記事, 市原版

市原市には姉崎、有秋、五井、市原、国分寺台、三和、南総、加茂、辰巳台、市津、ちはら台と11の地区社会福祉協議会があり、各々の地域で様々な福祉活動を行っている。
26年前にスタートした姉崎地区社会福祉協議会が主催する『ふれあい会食会』は、昨年11月に300回記念会食会を催し57名の参加者が集まった。
同会は同地区に居住する概ね65歳以上の一人暮らし又は高齢者世帯で、自力で参加できる高齢者を対象に、ふれあいの場、仲間づくりの場、及び健康増進の場を提供すると共に、閉じこもりのない生活が送れる福祉コミュニティーづくりを目指して開催されている。
毎月1回、第4水曜日の10時30分から13時まで姉崎公民館で実施され、参加者は食事やイベントなどを楽しみ過ごす(自己負担は1回につき300円)。
300回記念会食会当日は姉崎地区社会福祉協議会の相川敏子会長の挨拶のあと、出席した小出譲治市長が祝辞を述べ、毎月行っているという誕生月の参加者への記念品贈呈を市長が手渡しハグするシーンも見られ会場は一気に盛り上がった。
毎回好評の健康講座は今回、地域包括支援センターたいようの古野和枝さんが講師。手洗いがノロウイルスによる食中毒を防ぐと、正しい手洗いの方法を15分ほど分かりやすく説明した。「ためになる話。長い時間聞いてるのはしんどいけど、ちょっとした時間で気軽に聞けるのはいい。固形石鹸より泡石鹸の方がいいとか、外出時に手洗いができないことを考えてウェットティッシュを持ち歩くなど、役に立つことも教えてもらった。配られた資料も文字が大きくて、表や絵が多く見やすくて有り難い」と70代の女性は嬉しそうに話した。
続いてはメインイベント、寒さも吹き飛ばす陽気な沖縄音楽グループ『ネーネーズ』のライブ。琉球民族衣装姿で登場し琉球舞踊も盛り込み、沖縄の名曲『安里屋ユンタ』や『赤とんぼ』などお馴染みの童謡も演奏され、参加者は皆楽しそうに歌詞カードを見ながら一緒に歌ったりリズムをとっていた。ラストは踊りの輪が広がり皆さんノリノリで会場内は熱気であふれた。「大きな声で歌ったり身体を動かしたから気分が晴れた!」と興奮気味に話す人も。
そして、お待ちかねの昼食。この日は300回記念食事会とあって、ふだんより豪華だとか。赤飯、野菜の煮物や揚げ物、酢の物、魚の照り焼きや焼肉、オムレツ、漬物。イチジク甘露煮とスイートポテト、デザートに柿とみかん。彩りも鮮やかでボリューム満点な献立に参加者の皆さんは目を輝かせ箸は進み、お喋りも弾む様子。「これだけ栄養バランスの良い食事は家ではなかなかとれない。美味しいし参加費も安いし毎回楽しみにしている」と80代の常連参加者。ほとんどの参加者は完食。「ここで友達になった人と会うのが楽しみ」、「みんなでワイワイ食べるから尚のこと美味しい」、「食事だけでなく、お楽しみのイベントがあるから毎月この日が楽しみ」という人が大半だった。
毎月、会の開催日には同公民館の調理室で献立を考え80食以上の弁当を作っている市原市食生活改善協議会姉崎支部の皆さん。献立には季節感や旬の素材、年中行事を取り入れ、彩りよく詰め合わせるよう工夫している。参加者からの「美味しかった!」という喜びの声がボランティア活動の原動力。これからも地域のお年寄りが元気に笑顔でいられる場を提供してほしい。