地図にない山『三郡山(みこおりやま)』から『安房高山』へ
- 2014/4/11
- 外房版

春を求めてウオーキング
毎月、大網白里市から足を伸ばし県内各地でウオーキングを楽しんでいる『自然観察やまぼうし』のみなさんとともに、君津市、富津市、鴨川市の3つの市の堺に位置する地図にない山『三郡山』から『安房高山』へのウオーキングに参加した。実はこのウオーキング、2月に実施されるはずだったのだが、県内でも10cm以上の積雪を記録した雪の影響で中止。3月12日(水)に改めての挑戦となった。
春を思わせる陽気の中、午前10時、『清和県民の森』に到着。ここから国道410号を南下、尾崎の分岐点を右折し山へと入っていく。急な斜面を下り小糸川を渡る。ここまでは楽勝。だが、この後、45度はありそうな急斜面を延々登ることに。そして人ひとりが歩くのがやっとの尾根道が続き、ロープにつかまりながら進む崖、四つん這いで斜面を登り、また下りて…。『新緑ハイキング』とのことだったが、まさに登山だ。
ハイキングコースにはなっているが、目印の赤いロープを頼りに進む。みんなの口もいつしか重くなり、周りの景色を楽しむ余裕もなく(それは私だけ?)、ひたすら337mの三郡山の山頂を目指す。やまぼうし代表の上田弘子さんも「今回は数年ぶりの強行軍」と言うが、「普通ですよ、このぐらいの道」という参加者はみな還暦を過ぎていると思われる。「毎朝5kmぐらい歩いてますから。ウオーキングというより軽登山をしたいので、この会はピッタリです」と話すのは、昨年から毎回参加しているというご夫婦。とは言うものの、昼に頂上到着は無理と判断し、頂上手前で昼食に。吹き抜ける風が心地よい。するとどこからともなく「どうぞ」と、漬物やらお菓子が回ってくる。これもウオーキングの楽しいところ。
さて、元気を取り戻したところで再び頂上を目指す。そこは木々に囲まれ、小さな標識があるだけの場所だった。そこからは整備された林道へ出て、安房高山を通り410号に戻るだけ。のはずだったが、雪の影響と思われる倒木が行く手をふさぐ。それを乗り越えながら、「やっぱりやまぼうしはこうでなくちゃ。何か起こるわね」、「でも、それが思い出になって楽しい」と参加者からは笑い声が。アクシデントも楽しんでいた。
やまぼうしでは、毎回先着順に参加者を受け付けている。それもすぐいっぱいになってしまう人気だ。ひとり参加もOK。おしゃべりをしながらのウオーキングは実に楽しいものだ。
問合せ 上田弘子さん
TEL 0475・72・8521
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