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こでまりの夢
- 2014/12/19
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~よい声・よい顔・よい動き~
幼児の情緒が安定しているかをみる目安に、『よい声・よい顔・よい動き』というものがあります。よい声とは、ご機嫌がよいこと。よい顔とは、表情がよいこと。よい動きとは、自主的・意欲的に取り組む姿勢のことです。
反対に情緒が不安定な状態とは、欲求不満で甘える、すねる、泣きわめく、神経質、ヒステリーなどのことで、中には手の付けられない状態になることもあります。「よい声・よい顔・よい動き」で言えば、機嫌が悪く、泣きわめく。やたら甘えてきて、わがままを言い、自分からやろうとしない。ダメだというとすぐすねる。という状態になることです。なぜこのような情緒不安定になってしまうのでしょうか?
ここで間違ってはいけないことは、子どものご機嫌をとるのではない、ということです。子どもの欲求を全部満たすことが情緒を安定させることではありません。また、放任もよくありません。好き勝手のやりたい放題、ほったらかしにされている子どもが、はたして情緒が安定するでしょうか?
情緒の安定は、人格形成をつくる上での土台になるとても重要なものです。泣けば欲求が通ると学習してしまうと、子どもは成長と共にもっと大きな欲求になっていきます。
幼児期には我慢することを教え、家族の役に立つようお手伝いをさせることが大切です。そして、子どもが欲求する前に、何でも大人がやってあげないこと。欲求は言葉で伝えられるよう促してあげましょう。
中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園理事長。エッセイスト。
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