御宿には月見草がよく似合う

 月見草が徐々に少なくなり、子どもの頃見た御宿の浜のイメージが変わっていくことに危機感を感じ、月見草を増やす活動をしようと『月見草を咲かせる会』が有志らによって発足。それから約30年が経った現在、御宿海岸にある『月の沙漠記念像』の周りには栽植された月見草が見頃を迎えている。
「月見草」と呼ばれるものは何種類かあるが、一般的に認知されているのは夕方から黄色の花を咲かせるオオマツヨイグサ。本当の月見草は、咲き始めは純白、翌朝しぼむ頃には薄いピンク色に変わる小さな花だそうだ。どちらも北米から南米原産の帰化植物。会では昔から海岸に自生していたオオマツヨイグサを月見草としている。
「強いはずの帰化植物が少なくなる町の環境が心配でした。毎年、月見草の種を採取し、ポットで育て、海岸に植えてきました。その甲斐があってか、今年はたくさんの花が咲いています」と本吉和之会長。多くの人に御宿に来て月見草を見てもらいたいと、会では『月の沙漠像と月見草フォトコンテスト』の作品を募集している。
 月見草は日没後に咲きだすので、像の周りを7月いっぱい21時までライトアップ。「御宿海岸の月の沙漠記念像と可憐な月見草の幻想的な世界を写真で表現して欲しいと思います。写真の上手さを競うものではありません。賞金や特産品も用意していますので、ぜひ参加していただきたい」と会長。
 写真は今年の期間中に撮影されたもので、締め切りは8月15日。千葉県写真連盟の会長らが入賞作品を選び、9月3日から月の沙漠記念館ロビーにて展示される予定。応募などの詳細は主催者に問い合わせを。

問合せ 月見草を咲かせる会
 本吉和之さん
TEL 0470・68・2204
E-mail motoyoshi@beig.plala.or.jp


Warning: Attempt to read property "show_author" on bool in /home/clshop/cl-shop.com/public_html/wp-content/themes/opinion_190122/single.php on line 84

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  昭和を代表するスター「石原裕次郎」は今年、生誕90年。映画やドラマで大活躍し、歌手としてもヒット曲多数。誰からも愛された「裕ちゃん」の魅…
  2.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月5日(木)~6月10日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける…
  3.  今年は小湊鐵道開業100周年。これを記念し、アートによる地域づくりの拠点である市原湖畔美術館は、小湊鐵道とコラボプロジェクトを進行中。小…
  4.  成田山公園で毎年行われる冬のイベント「成田の梅まつり」。会場は成田山新勝寺大本堂の奥、16万5000平方メートルもの広大な公園。四季折々…
  5. 【写真】パキスタン・カラチの整備途中の農場で、働く青年たちと田中さん(前列右端)      36年間の市議会議員のあと、パキス…
  6.     ◆一席 記念日を遅れて祝い根にもたれ  一宮町 黒猫胡桃     ・老プランあまく見積り火の車  茂原市 道譯賢…
  7. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…
  8. 【写真】講演する家田さん      昨年12月、市原市市民会館で開催された『令和6年度市原市人権・男女共同参画フォーラム』。男…
  9. 【写真】はにわ博物館展示室の姫塚埴輪        昨年8月、千葉県殿塚古墳・姫塚古墳出土埴輪(総数48点うち殿塚古墳30点、…
  10. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】パキスタン・カラチの整備途中の農場で、働く青年たちと田中さん(前列右端)      36年間の市議会議員のあと、パキス…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る