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こでまりの夢 ~明ければ、 違う風が吹く~
- 2019/12/31
- シティライフ掲載記事, 外房版
- こでまりの夢

明けまして、おめでとうございます。昨年も、『こでまりの夢』をお読みいただきありがとうございました。皆様にとって、今年も良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
さて、令和2年が始まりましたが、私の周りでは出産ラッシュです。新しい時代と共に、出産を希望される方が増えたせいでしょうか。とてもおめでたいことですね。
出産や子育ては、喜びもあれば苦しみもあります。私の出産は4人の子ども全てが難産でしたし、子育ても頼れる人が周りにいない状態だったので、苦しみの方が多かったのかもしれません。そんな試練の真っ最中に、必ず思ったことがありました。『明ければ、違う風が吹く』です。今は辛くても、明日の朝になれば、また違う風が吹くだろう。そう思って乗り切りました。
子育ては母親にとって試練のようなものですね。試練が多い時期というのは、季節に例えると冬の時期。冬の間の木々は、根っこをしっかりと伸ばす時期でもあります。私たちもそう、根っこをしっかりと作っている時期なのです。そして、春になれば、また暖かな違う風が吹く。前向きに楽しみを見つけて乗り越えた先には、きっと大きな花実が見られる時が来るでしょう。子育ても同じですよ。
春前の寒さが続きますが、もうすぐ暖かな違う風が必ず吹くことを信じて、冬の寒さも元気よく乗り切っていきましょう。
今年もよろしくお願いいたします。
中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。
連絡先 TEL.0475-53-3509