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ハーブ王子の森の生活
- 2022/6/2
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とうとうアロエベラを買ってしまいました。ずっと気になっていた植物のひとつで、いつかは欲しいと思っていたアロエの仲間です。昔はどこの家庭にも一鉢は置いてあった、火傷や虫刺されに効果のあるキダチアロエは育てているのですが、幸い火傷をする事も、虫刺されで腫れる事もないので、ほとんど使う機会がありませんでした。
今回購入したアロエベラは、アロエヨーグルトなどにも入っている、食用にもなるアロエです。お店でヨーグルトを買う時、迷わず選んでしまうのはイチゴ入りでもブルベリー入りでもなく、アロエヨーグルト。あのみずみずしくて何とも言えない食感。毎朝の手作り豆乳ヨーグルトに自分で育てたアロエの果肉を入れたらきっと朝が待ち遠しくなるのかしら?と少女のような気持ちにすらなってしまいそうです。色は爽やかな薄い緑色。葉の形も一般的なアロエとは違って、根元から上に向かって扇状に真っ直ぐに伸び、そのまま観葉植物としても使いたくなるぐらいに素敵な形をしています。
調べてみると葉は大きなものでは70〜80㎝、葉肉の厚みは3㎝程にもなるそうです。キダチアロエよりも寒さに弱いため、鉢植えで育てた方が無難な様です。効能はお肌のハリやツヤを保ち、ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺して炎症を抑える作用があります。アロエの葉には多くのビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、酵素類、アロエ特有の物など、おおよそ200種類の成分が含まれているそうです。世界三代美女の1人、クレオパトラの美貌はアロエで作られたとの言い伝えも残っているのだとか。
食べても良し、塗っても良しの美容と健康の宝箱のような良い事づくしのアロエ。ただし、腸に対して刺激性があるので食べ過ぎないようにする事、アロエに含まれる「アロイン」には子宮に対して収縮作用があると言われているので、生理中や妊婦の方は注意が必要です。
長谷川良二。長柄町在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。市原を中心に公民館でのハーブの指導などをしながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。