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懐かしのシネマ~映画音楽特集・第2回~
- 2024/12/12
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- 懐かしのシネマ
前回に続き「映画音楽」特集第2回です。時系列にてご紹介。(※文中一部引用あり)
★第三の男(英)1952年(昭和27年)、監督=キャロル・リード、俳優=オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァル、音楽=アントン・カラス。ロケ地・ウィーンを訪れたリードは、オーストリアの民族楽器奏者カラスと出会い、巧みな演奏に感銘して映画のBGMに起用。カラス作曲のテーマは、1950年最大のヒットとなった。
★愛情物語(米)1956年(昭和31年)、監督=ジョージ・シドニー、俳優=タイロン・パワー、キム・ノヴァグ、音楽=ジョージ・ダニング。カーメン・キャバレロがアレンジ・演奏した「夜想曲第2番」や、愛情物語オリジナルサウンドトラックがある。
★道(伊)1956年(昭和31年)、監督=フェデリコ・フェリーニ、俳優=アンソニー・クイン、ジュリエッタ・マシーナ、音楽=ニーノ・ロータ。フェリーニ監督作品を数多く手掛けたロータ作曲の主題曲は、後に歌詞が付けられた。イタリア語ではミケーレ・ガルディエーリ作詞、歌はニラ・ピッツイ。バンクーバー・オリンピックではフィギュアスケート・髙橋大輔選手が曲を使用、男子シングルで日本人初の銅メダルに。
★太陽がいっぱい(仏・伊)1960年(昭和35年)、監督=ルネ・クレマン、俳優=アラン・ドロン、マリーラフォレ、音楽=ニーノ・ロータ。この作品でドロンが世界的大スターとなり、ロータ作曲の主題曲が話題になったが、日本では「フィルム・シンフォニック・オーケストラ」盤がヒットした。
★ウエストサイド物語(米)1961年(昭和36年)、監督=ロバート・ワイズ、俳優=ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、音楽=レナード・バーンスタイン(作曲)・スティーヴン・ソンドハイム(作詞)。「トゥナイト」「アメリカ」「マンボ」「マリア」など、劇中歌も多くの人を魅了し、サウンドトラック、アルバムも空前の売り上げとなった。
★卒業(米)1967年(昭和42年)、監督=マイク・ニコルズ、俳優=ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、音楽=デイヴ・グルーシン、ポール・サイモン。主題曲「サウンド・オブ・サイレンス」をサイモン&ガーファンクルが歌う。アルバムは全米1位を獲得し、グラミー賞では最優秀インストゥルメンタル作曲賞を受賞。
★ゴースト・ニューヨークの幻(米)1990年(平成2年)、監督=ジェリー・ザッカー、俳優=パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、音楽=モーリス・ジャール。主題歌は1955年に発売されたライチャス・ブラザースの「アンチェインド・メロディ」。日本でも人気曲となった。
今年もありがとうございました。読者の皆様、Merry Xmas & Happy new year!
◇黛葉(まゆずみ・よう) 茂原市在住。1942年生。元映画配給会社宣伝プロデューサー。現役時代は年200本以上を鑑賞、現在、放送された洋邦画の録画DVDは1100枚以上にのぼる。