日本で働きたい若者たち

 ここ数年、深刻な労働者不足が続いている。こうした中、東南アジアの若者たちは日本での就労(アルバイトを含む)を熱烈に希望している。
 池袋にある外国人材紹介会社RIVERSTAFF代表取締役の河野匠さんは、「日本で仕事をしたい、技術を覚えたいと、意気込む素朴な若者が数多くいます。良い意味で昭和の日本人のような若者たちです。みんな根性がありますね(笑)」と話す。背景にあるのは外国人の新規流入の増加、特に顕著なのがベトナム人だ。データによると平成20年のベトナム人留学生の入国者数は607人であったのに対し、平成28年は1万7334人となっている。たった8年で28倍以上の伸び率だ。彼らのほとんどが日本での就職希望なのである。
 大げさではなくいままでの常識観念は通用しないところにきている。主力が外国人(アジア系)という企業も増えている。RIVERSTAFFは、即戦力外国人就労者の紹介事業を行っている。言葉はまだまだ未熟ながらもベトナム本国から直接日本へ若者を就労させる紹介事業も行っている。ベトナム・ハノイの日系企業と提携関係にあるからできるのだという。
 「おかげさまで食品加工会社、農業、建設業、整備会社など様々な業種の方々から相談を頂きます。皆さん一様に、外国人を雇用する、ということに不安をお持ちですが、ほとんどの方々から翌年も採用のご相談を頂きます」と河野さん。
 今後さらに増加する外国人。労働者不足に悩む方は是非ご参考に。

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