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必要なものを必要とする人へ届けたい~制服リユースショップ つながーRU~【茂原市】

 茂原市東部台の『つながーRU』は、中学・高校の制服や学用品を扱うリユースショップ。店長の樋口美智子さんが自宅の和室を改装し、2021年1月に開店した。樋口さんは、子どもが中学生の時「制服が小さくなって新調せざるを得なかった」ことと、「卒業後、状態のいい制服を必要な人に回せる手立てがなかった」という経験から、「地域に制服リユースのネットワークがあれば便利」と感じていた。子育てが一段落した頃、同じように制服で悩んでいる知人がおり、「制服リユース店がまだないのなら、やってみよう」と決意する。
 高額な制服に関する家庭の困りごとは、多様なケースがある。「制服が高くて買えずに、入学式に出られなかった子どもの話を聞いたことがあります」と、樋口さん。兄弟で着用する予定が、モデルチェンジで新たに揃えなければならない場合もあるという。サイズが合わなくなったり、破れてしまったりと、在学途中で再度購入することも珍しくない。「卒業までなんとかと思っていても、高校入試の面接に備えて制服やシューズを揃えなおすといったご家庭もあります。夏服は冬服と同じスタイルであれば購入せず、1年中冬服を着用するという生徒もいます」
 つながーRUの名前には、「大切なモノと心を次の人に繋げたい」という思いが込められている。初めは知り合いに声を掛け集まった100点の制服からスタートした。「思い出のつまった制服はなかなか捨てられない」とクローゼットの奥に眠っていた制服だ。2年目には徐々に品揃えが充実し、「ご希望に答えられないということが少なくなっていきました」。樋口さんには、「安く購入できて助かった」という利用者の安堵の声が何よりの励みだ。
 リユース品の値段は、男子・女子ともに上着が6500円、ズボン・スカートが3500円。Yシャツ・ブラウス、シューズ、セーターなどを買い足すと、プラス5~6千円が目安だ。中学は主に茂原市内、高校は外房線・東金線・総武線沿線など、市原市内も一部あり、学ランは全国共通なので遠方でも対応可。夏服も多数ある。その他、ジャージ、通学バッグ、ランドセル、ピアニカなど様々な品揃えで、時には高校の授業で使用の作業着などがある場合も。希望のものがあれば、まずは問合せを。
 来店は予約制。毎月第4日曜日10時~17時は予約なしのオープンデイで、次回は3/23。但し、試着などで1組の接客に時間がかかるので予約がおすすめ。問合せは電話、ショートメール、インスタグラムのDMで。不要になった制服の買取・寄付も随時受付。自宅玄関先には、時間に関係なく寄付のできる制服寄付BOXを設置している。寄付品の売上の一部は、地域の子ども食堂などで役立てられる。
        
問合せ:つながーRU
茂原市東部台2の25の15
樋口さん Tel.070・8445・6261

インスタグラム:https://www.instagram.com/tsunagaru.reuse/
ホームページ:https://tsunagarureuse.wixsite.com/