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さあ、ようこそ絵本の世界へ
- 2016/3/25
- シティライフ掲載記事, 外房版

「始まるよったら始まるよ~」軽快な口調で歌と語りを繰り出すのは『聞かせ屋。けいたろう』さんこと坂口慶さん。幼稚園や保育所、書店のほか都内の路上で会社帰りの大人などに向けて絵本の読み聞かせを行っている。 2月16日、長生郡にある長南町子育て交流館に、けいたろうさんがやってきた。読み聞かせは2回に分けて行われ、乳幼児と母親など合計53名が来場した。主催は長南町保健福祉課。
ハンチング帽にタータンチェックのベスト、大きなトランクといった英国紳士のような出で立ち。ウクレレをかき鳴らしながら「しあわせなら手をたたこう」と歌い出す。「何が始まるんだろう?」来場者の視線はけいたろうさんに釘づけ。「はじまりの拍手」に続き「だあれだ、だれだ?」、「いぬさん、あむあむあむ」。「みなさんもどうぞ~」穏やかな口調で誘導し、絵本の中の言葉を来場者も一緒に繰り返す。「読み手と聞き手がつながることができる、それが読み聞かせの醍醐味です」とけいたろうさん。
けいたろうさん作の絵本『どうぶつしんちょうそくてい』(絵・高畠純)は様々な動物たちが身長を測りにやってくるが、キリンは首が長すぎて測定できないなど、それぞれハプニングが起きてしまうお話。色々な動物が飛び上がる『ぴょーん』ほか、テンポよく次から次へと絵本の世界が広がり大人も子どもも思わず笑顔に。「乳幼児はマミムメモやバビブベボなど上下の唇をくっつけて出す音が大好き。本を読まなきゃ、と肩苦しく考えないで音を楽しんで。親子がつながれる時間を大切に」とアドバイスも。
「最初からワクワクしました。普段はじっとしていない子なのに、話や歌に集中して自然と手を叩いて喜んでいました」と2歳の男児の母親。20分間の読み聞かせは、会場を晴れやかな雰囲気にして終了した。
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