CITYLIFE 地域情報紙シティライフ ふるさと点描~ 中村檀林 日本寺~ 2025.06.05 正東山日本寺(にちほんじ)は、千葉県多古町にあり、元応元年(1319年)に高祐山東福寺として創建されました。慶長4年(1599年)から明治8年(1875年)まで中村檀林が開かれ、日蓮宗関東三檀林の一つとなりました。檀林(だんりん)は、寺院が僧侶を養成する学問所です。中村檀林では、常時500人を超える学僧が学び、270余年の間に延べ10万人が僧侶となり全国各地へ出ていきました。 境内には8000株50種類以上の珍しい品種の紫陽花が植えられています。山門の扁額は、本阿弥光悦の書で、関東三額の一つと言われています。山門の前には、樹齢200年以上の夫婦銀杏。どっしりとした本堂や黄門様お手植えの紅葉が歴史を感じさせます。 また、多古町では栗山川遊歩道にあじさいが1万株、2キロに渡って咲き、毎年6月中旬、「あじさいウィーク」や「あじさい祭り」が開催されます。 (市原市写真連盟 サイクルフォト 秋元正弘)