【写真】正浩さん(後列左)、恵大さん(後列中央)、母・照代さん(前列左)とスタッフ
市原市五井中央西に店舗を構える『大森屋青果店』。白金通り沿いを走ると見える赤い看板『おおもりや』、広めの駐車場には代わるがわる自動車が止められていく。店内には4代目の社長である高澤恵大(けいた)さん(28)をはじめ、両親を含めた従業員が笑顔で働いていた。「当店は、あと8年で創業100周年を迎えます。新鮮な野菜や果物を揃えていることはもちろんですが、まずはお客様ファーストを念頭に経営を続けています。量より質、商品に納得して買っていただき、喜んでいただく。そんな人間対人間の付き合いを大切に、店を続けていってほしいです」と話すのは、先代の社長であり父親の正浩さん(64)。数年前に体調不良を理由に経営を退き、恵大さんの活躍を間近に見守っている存在だ。今回は、地元に欠かせない存在である『大森屋青果店』について紐解いていく。