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紙バンドが色とりどりに大変身!クラフトバンド&PPバンド作品展2026 3/31~4/5開催~一般社団法人 クラフトバンドエコロジー協会~【茂原市】

【写真】作品展2024の様子

 茂原市八千代のクラフトバンドエコロジー協会は、クラフトバンドの普及や講師の養成を行っている。クラフトバンドとは手芸用の紙バンドで、ハサミでカットし接着剤で簡単に接着できるので、初心者でも扱いやすい。出来上がった作品は軽く、実用性にも富む。定番のバッグやかごから、コースターや季節のリース、額絵に大型のオブジェまで、編み方と色の組み合わせで可能性は無限に広がる。同協会では、3/31(火)~4/5(日)に『クラフトバンド&PPバンド作品展2026』を開催。千葉市美術館を会場に、日本全国と海外から寄せられる作品を多数展示する。

紙バンドが導いたビジネスの道

 同協会代表理事の松田裕美さんとクラフトバンドの出会いは、長男の小学校の保護者会で、クラフトバンドのバッグ制作体験をした時のこと。思いのほか簡単にできたので楽しく、夢中になった。その後、神奈川から転居した千葉・一宮町で、「ママ友」にかご作りを教えたことをきっかけに、自宅に沢山の人が集まるようになった。公民館で教室を開いたり、産院にベビーバスケットを納品したりと活動が広がった。
 創業は2003年。自己資金7万円からのスタートだった。当時、ネットショッピングが隆盛になることを見越し、知人の助けを借りてオンラインショップを開設した。静岡の工場をレンタカーでまわり、10色ほど作れるという工場から数万円分ずつのクラフトバンドを取り寄せては販売し、業績は右肩上がりに。2006年には株式会社エムズファクトリーを、2007年にクラフトバンドエコロジー協会を設立した。協会では初心者から上級者向けの通信教育も充実させ、手芸の分野では唯一文部科学省の認定を受けている。
 コロナ禍の売上不振では、PPバンドが打開策となった。梱包用のプラスチックのPPバンドが、クラフトバンドと同じ1.5㎝幅だったのだ。「クラフトバンドは紙なので洗えませんが、PPバンドは除菌できる。濡れた物も入れられるのでエコバッグとしても重宝される。丈夫で、材料費も3分の1。センスのいいPPバンドばかり買い集めて、必死で作品を考え、1カ月で本を作って、講師の先生たちにも練習しようと声を掛けました」と、松田さんは振り返る。起業から24年、同社の年商は7億円を超え、協会認定の講師は全国で8000人にのぼる。

松田さん(左)
バッグやかごなどの作品例

この楽しさを多くの人に

 エムズファクトリーの本社ビルには、クラフトバンド・PPバンドを販売する唯一の実店舗と、協会直営の教室が入っている。店舗は、クラフトバンドが300色、PPバンドが150色を超えるラインナップで、日本一の品揃えという。「実物を見たい、試作品を見てみたい」と、日本全国のみならず、オーストラリア、台湾、タイなど海外からも人が訪れる。教室は、平日の10時と13時からの2時間ずつ。毎月の教室課題や店舗で販売されているレシピの作品など、それぞれが好きな作品を講師の指導を受けながら作ることができる。2時間1100円(税込・キット代別)で要予約。体験は1回限り、550円(税込・キット代込)で、クラフトバンドの『リボンかご』か、『PPバンドの小物入れ』のどちらかを選び制作する。妊産婦は講習費が無料の『クラフトバンドで編むベビーケアバスケット教室』も開催している。
 取材に訪れた木曜午後の教室では、昨年末に通い始めた2人の女性が課題のかご作りに挑戦。「難しいけど、楽しい」と、手元に集中していた。長年通うメンバーは、有志のグループで作品展に出品する大型の作品を制作していた。メンバーの一人、佐藤真理さんは、栃木県宇都宮市のカルチャーセンターで協会講師の教室に通い始めたものの、「エムズさんのそばで活動したい」と千葉へと移住した。講師の資格を取得し、更にスキルアップを続けている。「同じデザインでも、配色を変えたり、目を増やしたりと、ちょっとした工夫で雰囲気がガラッと変わる。すごい可能性のある、奥の深い世界です」と、笑顔で話す。
 協会スタッフは、「ただの紐が形となって実用的に。バッグを持ち歩けば、『素敵ね』と声を掛けてもらえる。思い描いたものをどう形にするか、形に出来た時がうれしい。竹や藤のツルほど硬くなく、自然の風合いを出すことができる。そこが面白いところです」と、魅力を語る。教室、作品展など詳しくは、協会HP、または問合せを。

可愛いクマと小鳥(左)
教室に参加の皆さん

問合せ:一般社団法人クラフトバンドエコロジー協会
 受付:(月)~(金)10時~17時(土日祝休業)
 Tel.0475・44・6333
 HP:https://www.kbea.jp/

・エムズファクトリー実店舗
 営業:(月)~(金)9時~17時、(土)11時~16時
 Tel.0475・47・3855

●クラフトバンド&PPバンド作品展2026
 千葉市美術館・市民ギャラリー(9F)
 3/31(火)~4/5(日)
 10時半~16時(最終日14時閉場)
 入場無料