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言葉をあたためメロディーにのせる 響く重厚なハーモニー~男声合唱団 リーダーハーフェン~【茂原市】
- 2024/4/4
- 外房版, シティライフ掲載記事
- 茂原市
『リーダーハーフェン』は1982年結成の男声合唱団で、42年間その歌声を響かせてきた。構成は、トップテノール・セカンドテノール・バリトン・バスの4パートからなる男声4部合唱だ。レパートリーは100曲以上あり、教会音楽、日本の叙情歌、ドイツ歌曲などと幅広い。これまで国内はもとより、ドイツなどヨーロッパへの演奏旅行を7回行った。現在の団員は50~80代の18名、そのうち結成からのメンバーは4名だ。練習は茂原市八千代の茂原昇天教会の会館にて、毎月第2・4日曜日に行われる。最近では昨年4月に、茂原市東部台文化会館にてコンサートを開催した。
主宰は指揮者で声楽家の菅谷君夫さん。「みんなとにかく歌が好き。いい音が出た時、涙が出ることがある。音楽には感動がある」と語る。「歌は人に聴かせてこそのもの。練習をたくさんして上手くなるのが一番。団員には自分が伝えられることをできる限り表現して伝えて、楽しさや感動を共有できたらと思ってやっている」と言葉に熱がこもる。「年齢が上がってきているので、次のコンサートを目指してみんなが健康で歌い続けられることが何よりの願い」とも。
2月25日の練習では、わらべうたの『ずいずいずっころばし』や『通りゃんせ』、合唱組曲『心の四季』から『みずすまし』、英語のポップス『イエスタディ』などを練習した。団員たちは楽譜を片手に指揮に集中する。「そこ強くならないで。その音を響かせたい」との菅谷さんの声に、メモを取りながら何度も繰り返し声を合わせる。レッスンでは言葉ひとつひとつを大切にする。団長の富田さんは「菅谷先生は厳しいだけでなく、丁寧に丁寧に教えてくれるので、できた時の喜びがある。音楽を作るということに関して先生はすばらしい」と話す。メンバーたちは「歌った後はまるで風呂上がりのように気持ちがいい」「みんなと声を合わせて歌うので、思い切り声を出せる」「若い頃は練習後に飲む酒も楽しみだったが、今は歌うことが純粋に楽しい」と笑いながら口々に語る。「風邪をひきたくないから体調に気を付けている」「いろいろな言語で発声するので声帯が衰えない」と、健康の維持にも歌うことが一番のようだ。
リーダーハーフェンは団員を募集中。「楽譜は読めなくても大丈夫。歌うことが好きな方、まずは見学にぜひ!」とのこと。練習は第2・4日曜日、14時~16時、会費は月額3千円。詳しくは問合せを。
問合せ:リーダーハーフェン 富田さん
Tel.090・1402・6257