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養護施設の子どもたちに希望ある未来を【市原市】

【写真】1棟で2ホーム・12名の子どもたちが暮らす

 市原市島野にある児童養護施設『平和園』では、2~18歳の子どもたち30名が暮らしている。様々な事情で親と一緒に生活できない子どもたちが対象で、24時間365日、児童指導員や保育士、栄養士、家庭支援専門相談員など、プロスタッフ約30名が子どもたちを支えている。施設長の星里佳さんは、「以前は寮のような生活スタイルでしたが、平成28年の児童福祉法の改正で、より一般家庭の養育に近い形となっています。当園も5年がかりで一昨年に新施設を完成させました」と話す。
 平和園は昭和16年の開園。個人施設としてスタートし後に法人化、昭和50年に今の隣地に園舎を建てた。現在の小規模グループケア施設は、幼児6名で1ホーム、小1年~は男女別棟・6名1ホームで4ホーム、計5ホームとなっている。1ホームで戸建て住宅1軒分の設備が揃い、就学した子どもたちには個室がある。 「入所する子どもたちは保護者がいなかったり、虐待を受けるなど適切な養育がされていません。施設は彼らの実家。安全に過ごせる場所であり、心の傷を癒やし、親の代わりに愛情をかけて守る場所だと考えています」と星さん。
 平和園ではできる限り子どもたちの未来をひらくため、進学や就職時の自立などで必要となる支援を随時受け付けている。寄付や寄贈など、詳しくはホームページや電話にて問合せを。

問合せ:平和園
市原市島野735の1
Tel.0436・21・1674
HP:https://heiwaen-peace.com/