CITYLIFE 地域情報紙シティライフ 落語に健康体操でリフレッシュ 第17回 通いの場 元気ステーションまさき~元気ステーションまさき推進委員会~【東金市】 2025.09.04 東金市家徳公民館にて、7月22日、第17回『通いの場 元気ステーションまさき』が開催された。主催の『元気ステーションまさき推進委員会』は、東金市正気地区振興協議会、区長会、社会福祉協議会、社会福祉法人などが協議体をつくり、2019年より活動している。会長の小川衛さんは「地域の高齢者のみなさんに、この場を通して元気になってほしい。飽きられないよういろいろ趣向を凝らしています。毎回みなさんの顔を見るのが楽しみです」と話す。今年度は5月と11月にバスツアー、7月、9月、1月、3月に家徳公民館での通いの場が計画されている。5月25日のバスツアーでは、波の伊八の欄間彫刻で有名ないすみ市の行元寺や、睦沢町立歴史民俗資料館で歴史や文化に触れ、道の駅などで食事や買い物を楽しんだ。 第17回通いの場には37名が参加した。1部では、笑大亭金二郎さんが落語『一目上り』を披露。参加者は落語独自の語り口に目を細め、会場は笑いに包まれた。続いて、千葉県生涯大学校外房学園の『南京玉すだれ同好会』のステージ。「アッさて、アッさて、東金名物玉すだれ」の名調子と共に、すだれが天橋立や尾張名物金のシャチホコなど次々と姿を変えるたび、会場では「オー」と歓声が上がった。 写真左:笑大亭金二郎さん 写真右:会長・小川衛さん 2部では、『あさいケアセンター』介護予防運動指導員・佐々木智博さんの指導で、『健康体操&脳トレ』が行われた。簡単なストレッチや、腕を前方に伸ばしたパーと胸元に縮めたグーを左右入れ替えるグーパー体操など、スタッフらも「ハイ、ハイ」と大きな声で拍子をとり、アットホームな雰囲気の中で参加者は体を動かした。佐々木さんは「うまくできなくても、間違えることで脳にいい刺激が加わります」と声を掛けた。最後の「生麦生米生卵」「隣の客はよく柿食う客だ」など早口言葉の練習も大いに盛り上がった。 参加者は、「落語も南京玉すだれもとても良かった。毎回内容が違うので楽しい」「なるべくこういう機会に出かけるようにしています。友人と会えるのがうれしい」と笑顔を見せた。推進委員会事務局で生活支援コーディネーターの鈴木貴子さんは、「活動が地域に浸透してきたと感じています。自分たちの地区のものだからと、参加者の中から手伝ってくださる方もいらっしゃいます」。次回の通いの場は、9月30日㈫13時半~。11月のバスツアーは銚子方面の予定。対象は正気地区在住の70歳以上で、送迎は申込制。参加費は、通いの場は100円、バスツアーは500円。詳しくは問合せを。 問合せ:元気ステーションまさき推進委員会 小川さん Tel.090・1858・6914