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優良苗ゲット!市原グルメも満喫
- 2018/5/18
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4月20日(金)から22日(日)の3日間、今年で36回目となる『市原園芸まつり』が開催された。会場となった市原市農業センター芝生広場は開催時間の9時には駐車場も満車となる賑わい。安藤農園の野菜苗売り場、JA市原市の花苗・鉢物、園芸資材等の売り場、杉山ジャム工房、市原水耕組合、花月庵みのしま、ふれあい市場、里山ファーム、田村農園、養老川漁協、こなや本舗、サマナラ、三和福祉作業所などが出店。更に、野菜栽培講習会や野菜収穫体験、21、22日には消防音楽隊や和太鼓の演奏、箸作り体験、寄せ植え教室が行われた。
また、千葉県まちづくり公社による1回で500円以上の買い物客対象の堆肥無料配布は開場30分で終了。毎年のように来るという市民がほとんどだが、中には道の駅あずの里いちはらに隣接するため、道の駅目当てに訪れたという市外、県外からの来場者もいた。
安藤農園の方にお話を伺うと、このイベントで人気の野菜苗ベスト3は、ナス、トマト、キュウリだとか。「ここで買う野菜苗はハズレなし。質がいい」と多くの来場者がコメント。定番人気以外にも、「白いゴーヤーがあると聞き早めに来た。買えて嬉しい」といった珍しい品種が手に入る楽しみもあるよう。
会場に用意されたカートいっぱいに野菜苗をのせた来場者のひとり、ちはら台からご主人やお孫さんと来たという女性は、「家庭菜園がだんだんと拡大してきて、今では庭が畑化している」と楽しげに笑った。また、辰巳台から来たという60代の男性は「定年過ぎて始めた家庭菜園。5年目だけど、毎年、夏野菜は大量に収穫でき、まず野菜は買わずにすむ。年間通して失敗なく少量多品目の野菜を育てたい。自給自足が目標」と瞳を輝かせる。
ご当地グルメで花見
花苗と野菜苗を購入した40代の女性は「毎年、春のガーデニング用と夏の家庭菜園用に、ここで苗を買う。この会場は目に前にある藤棚の白や紫の藤の花も満開、様々な色のボタンも満開。だから、この時期はお花見に最高ね」、一緒に来た友人女性も「市原の美味しいものがいろいろ売られてるから、それを食べながらお花見気分も盛り上がる」と笑顔をみせる。
市原グルメが集結したフードコーナーでは、来場者が幾つもの店をハシゴする姿も多く見られた。蕎麦打ちの実演販売をした花月庵みのしまでは、実演のたびに大勢の人だかりができ、実演後には蕎麦を注文する人が続出。舌鼓をうっていたお客さんの中には「まだ、お店には行ったことがない。是非、行ってみたい」と言う人もいた。会場中央には大きなテントが張られ、シートが敷かれてあり、テーブル&椅子も置かれた。シートに座って養老川漁協が販売していた鮎の塩焼きを頬張る女性は、場内で『フードドライブ 家庭に眠っている食品大募集』のチラシを配っていた、いちはら生活相談サポートセンターのセンター長・大戸優子さんたち。大戸さんは「骨まで柔らかく焼けていて臭みもなく、とても美味しかった!」とにっこり。
開催期間中は連日夏日。いちはら里山ジェラートや杉山ジャム工房のイベント限定手づくりシロップかき氷も大人気だった。野菜栽培講習会も毎回好評で、皆さん、野菜苗の選び方について熱心に講師の説明を聞いていた。「この講習を聞いてから苗を買う」と話すのは、市原市に住む友人に誘われ茂原市から来た女性。「プリントもくれるし作業の手順も見られ説明もわかりやすい。質問もできるのがありがたい」。終了後に苗を購入したらサマナラのカレーと、こなや本舗の米粉お好み焼きを食べたいと話した。
今年も大盛況のうちに終わった市原市園芸まつり。今回、行きそびれてしまった人は是非、来年は出かけてみて。