ふるさとビジター館 自然探訪 ~貧者のステーキ カンゾウタケ~

 5月になると私は、フクロウが巣を構えるような大きなスダジイを順番に回ります。運が良ければ巣立ったヒナがいるからです。でも今年は声もしないのよネ。もし繁殖しているなら羽根の1枚くらい落ちているんじゃないかしら?と地面を丹念に探していると、薄暗い中でふと真っ赤なものが目につきました。
 それはスダジイの巨木の根元に生えていて、表面はツブツブでなんとなく肝臓か舌のような不気味な感じ。とりあえず採取して切ってみると、中は真っ白で羽毛のような繊細な模様がありました。
 調べるとこれはカンゾウタケというキノコで「生食できる」とあります。そこでそのままスライスして試食。なんとかなり酸っぱい!
そのあとバターで炒めても、酸っぱさとキノコの味のミスマッチが気になりました。他のキノコと混ぜても、このひと切れが口に入ると脳が誤作動する感じ。英名で貧者のステーキという別名があるそうですが、これは無理に食べなくても良いんじゃないかと思いました。
 鮮やかな色は古くなるとだんだん薄茶色になり、その頃になるとキノコムシがびっしりと付きます。虫さんたちにはごちそうなんですね。でも私はパス~!
(ナチュラリストネット/加藤恵美子)

 

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