『フラワーソープ』作りに挑戦

アロマの香り漂う『フラワーソープ』作りに挑戦

 山武市では資源循環型社会の取り組みとして、バイオマス事業を推進している。市の30%が森林という山武市。かつては林業が盛んだったが、安い輸入木材や病気による木の立ち枯れなどで林業も衰退。木材の利活用としてバイオマス事業を開始した。
 3月20日、さんぶの森交流センターあららぎ館では、そんな山武市の取り組みを紹介した『バイオマスミニ講座』が行われた。交流センターにはバイオマス体験棟もあり、ウッドバイオマスプラスチックや木質ペレットについて学ぶこともできる。
 そしてこの日、ミニ講座に参加した方々が楽しみにしていたのが、講座後に行われた『フラワーソープづくり教室』だ。フラワーソープは、その名の通り石鹸から生まれた花。美しさを見て楽しむだけでなく、花びらが石鹸素材でできているのでアロマの香りも楽しめると、インテリアや贈り物として人気だ。講座後、さっそくウッドバイオマスプラスチックで作った鉢を使い、講師の百瀬百合さんによるフラワーソープ教室が行われた。
 花びら自体は既製のものが用意されているので、花びらを開くように形成し、鉢に挿していけばよいのだが、これがなかなか難しい。石鹸素材でできているので、乾燥すると硬くなってしまう。ドライヤーの温風や手の熱で温めてやわらかくしながら花びらを1枚1枚開いていく作業がけっこう大変。「折れちゃいそうで怖い」とみな慎重。最後に造花の葉っぱやリボンなどで飾っていけば出来上がりだ。
 広報を見て参加したという女性は、「石鹸のニオイがするお花ってどんなものだろうって好奇心できました。花びらを開くときに切れそうで難しかったですけれど、短時間でこんな豪華なものができてすごく楽しかったです」と、ほのかに香り漂うフラワーソープを完成させた。


Warning: Attempt to read property "show_author" on bool in /home/clshop/cl-shop.com/public_html/wp-content/themes/opinion_190122/single.php on line 84

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…
  2.  昭和を代表するスター「石原裕次郎」は今年、生誕90年。映画やドラマで大活躍し、歌手としてもヒット曲多数。誰からも愛された「裕ちゃん」の魅…
  3.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月5日(木)~6月10日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける…
  4.  今年は小湊鐵道開業100周年。これを記念し、アートによる地域づくりの拠点である市原湖畔美術館は、小湊鐵道とコラボプロジェクトを進行中。小…
  5.  成田山公園で毎年行われる冬のイベント「成田の梅まつり」。会場は成田山新勝寺大本堂の奥、16万5000平方メートルもの広大な公園。四季折々…
  6. 【写真】パキスタン・カラチの整備途中の農場で、働く青年たちと田中さん(前列右端)      36年間の市議会議員のあと、パキス…
  7.     ◆一席 記念日を遅れて祝い根にもたれ  一宮町 黒猫胡桃     ・老プランあまく見積り火の車  茂原市 道譯賢…
  8. 【写真】講演する家田さん      昨年12月、市原市市民会館で開催された『令和6年度市原市人権・男女共同参画フォーラム』。男…
  9. 【写真】はにわ博物館展示室の姫塚埴輪        昨年8月、千葉県殿塚古墳・姫塚古墳出土埴輪(総数48点うち殿塚古墳30点、…
  10. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る