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ふるさとビジター館
- 2018/1/1
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ヒラタケ 光る?光らない?
ヒラタケは別名・寒茸と言われ、晩秋から早春にかけて見られるキノコです。里山のコナラなど広葉樹の枯れ木に、重なり合うようにしてたくさん生えます。食べられる美味しいキノコなので、出会えると「やった~!」と思います。写真のものは里山のゴミ拾い中に見つけました。神様っているんですね~♪
傘の色は濃い灰色で表面がつるつるしています。似ている毒キノコはツキヨタケで、そちらは茶色で傘の表面がささくれています。またツキヨタケは二つに割ると柄の付け根近くに黒いシミが見られます。ただし千葉県はブナ林がないためツキヨタケは発生しません。そのためヒラタケは県内では安心して食べられるキノコの一つです。でもどうしても気になるなら、電気を消して光らないかよ?く見てから食べてください。実際に網焼きで食べようとしたら光ったので、ギリギリで命拾いをした人がいます。なんとちょうど停電中だったんですって!
ヒラタケの栽培品は、写真とは似ても似つかない小型の「信州シメジ」、また「エリンギ」や「霜降りひらたけ」もお仲間…と書けばわかりますよね。ヒラタケは和洋中の料理に何にでも使えるオールラウンドプレイヤーなんです。
でもやはり栽培物より自然に生えるものの方が格段に美味しいですね。ヒラタケは里山だけでなく公園の枯れ木や街路樹の根元など、身近な場所にも出ることがあります。お散歩ついでに美味しいキノコを探してみるのも楽しいですよ。
(ナチュラリストネット/加藤恵美子)