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ふるさとビジター館 メジロ
- 2019/3/7
- シティライフ掲載記事, 市原版
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メジロ
誰もが知っている野鳥のメジロ。全国的に分布しており、1年を通して里山だけでなく街中でも容易に目にすることができる。目の周りが白いのが名前の由来だ。全長12センチほど、上面が明るい黄緑色の可愛らしい小鳥だ。メジロの大好物は、花の蜜。様々な花を飛び渡り、蜜を吸う。メジロの舌は,効率的に花の蜜をなめられるように、舌の先が細かく枝分かれして筆のようになっている。花に顔を突っ込み、花粉まみれになり、受粉の手助けもする。
現在では鳥獣保護法により規制されているが、かつては、「忠兵衛長兵衛、長忠兵衛」と聞きなしされるテンポの良い美しいさえずりから、愛玩鳥として飼育している人が多かった。また、群れをなして木に止まる習性があり、メジロが押し合いへし合い木に止まることから、隙間なくものが並んでいる様や人込みを表現する「目白押し」の語源になったと言われている。このように、メジロは私たちに身近な野鳥だ。
今は梅や桜のお花見の季節。綺麗な花々を堪能するだけでなく、蜜を求めて集まってくる可愛らしいメジロを観察しに出かけましょう。
(ナチュラリストネット/岡嘉弘)