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一年の始まりは笑いから
- 2016/2/5
- シティライフ掲載記事, 外房版

江戸時代中期に一大ブームを巻き起こした川柳。庶民から句を募り、選者が選び抜く。選句されると反物などの賞品が提供されるといった文化が流行していた。人情は今も昔も変わらぬゆえ時代を超え受け継がれている。
1月12日、東金市立中央公民館で開かれた『新春外房川柳大会』。「外房を川柳の里に」との野望を抱く代表の安延(やすのぶ)春彦さんは「日本人は単一民族。同じ考えを持ちやすいだけに第一発想は捨てて。新しい切り口で真実を追求し、穿ちのある句を作ってください」と呼び掛けた。
主催は安延さんが講師を務める『東金市ときがね川柳会』、『大網白里市暖流川柳会』、『山武市ウイザードクラブ川柳サロン』。大網白里市・東金市・山武市の教育委員会後援事業。
約90名の参加者は予め告知されていたお題「夢」と「笑」について詠んだ句を持参。安延さんと前述した3川柳会のメンバーが特選ほか計30句を選んだ。2課題ダブル秀逸に選ばれた藤田和男さんと「夢だけは老いず体が抗議音」他の句でダブル特選に選ばれた藤田裕子さんは夫婦。川柳はほぼ初めてという裕子さんは「勉強になりました。ウオーキングをしながら、また句を考えてみようかな」と賞状を手に謙虚に話した。
選句を待つ間には、元技術者や現役美容師など同会メンバー4名によるミニ講演会が行われた。頭と体を鍛え楽しみを見つけて認知症を防ぐ方法、先端科学や軍事技術が昆虫や動物の体の仕組みからヒントを得て進歩していること、自分ならではの美しさを磨き笑顔を絶やさずに生きるコツ、老人施設の選び方など、それぞれの人生で体得した知識や生き方、考え方を伝授。川柳熟練者ならではの話術で参加者を楽しませた。川柳で明るくスタートを切った新年、笑う門には福来たる!?
問合せ 安延さん
TEL 090・4957・5595
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