
戦争の傷跡がまだ深く残っていた昭和24年3月16日、6・3制の下にスタートした豊栄小学校と豊栄中学校の校歌が制定されました。両校校歌は、日本を代表する作曲家であり、NHK連続テレビ小説『エール』主人公のモデルでもある古関裕而が作曲し、日本詩壇における民衆詩派の詩人の代表として名を遺す白鳥省吾(しろとり・せいご)が作詞したものでした。豊栄中が昭和34年に統合のため閉校となった後も、豊栄小の校歌は長く歌われ続けてきましたが、町内小学校統合のため、同校も平成29年3月31日に惜しまれつつ閉校となりました。今回のミニギャラリーでは、豊栄小に大切に保管されていた古関直筆の両校楽譜とともに、白鳥省吾の色紙・短冊、当時の学校日誌、写真などを展示します。