次世代の防犯ボランティア隊

1月10日(木)、五井会館(大ホール)で『SAVE in 市原』衣装貸与式(市原市主催)が行われ、市原市長、市原警察署長、各学校長等の関係者、学生ら59名が参加した。現在、市原市では自主防犯組織の高齢化や後継者不足など『防犯ボランティア』を取り巻く環境は厳しい状況にあり、次世代の防犯活動の担い手となるボランティアを育成することで組織の活性化や若者の規範意識、市民の防犯意識等の向上を目指している。
『SAVE in 市原』は、昨年6月11日に市原ヤング防犯ボランティア隊(仮称)として発足。市原市内の大学、特別支援学校、全高校8校の計10校の学生により、自分たちが地域の一員として安全で安心な地域社会をつくるために今出来ることから始めていこうと活動を開始した。また名称は同年9月に各校の代表者が集まり、協議を重ねた結果、学生たちが皆にボランティアをするために市原に集まるという英文の頭文字をとって『SAVE in 市原』と命名された。
当日は、千葉県及び市原市から『SAVE in市原』に貸与する活動用衣装(ベスト、帽子、腕章)が披露された。衣装とマークのデザインは生徒たちが考案し、赤を基調としたベストと帽子は、遠くから見ても目立つデザインになっている。学生の皆さん1人ずつにと佐久間市原市長からベストを、市原警察署 司関忠秀署長から帽子を受け取った学生たちは、嬉しそうな表情を浮かべていた。引き続き、市原市長から学生たちに激励の言葉が述べられ、市原警察署長からは「地域の人々が自分たちで守っていこうという気持ちにならないと安全・安心のまちづくりは難しいもの。これからも被害防止の呼びかけを続けて欲しい」と語りかけ、学生代表の帝京平成大学3年柴山知希さんは「皆と手を取り合いながら今後も活動を続け、全国に学生ボランティアの輪を広げていきたいと思います」と誓った。
終了後、JR五井駅周辺に移動し、通行者に防犯グッズやチラシなどを配布しながら犯罪被害防止の呼びかけを行った。改札付近で配布していた市原緑高校2年小出一馬君は「市原市のためにもなり、やっていて楽しいです」、『SAVE in 市原』の名称紹介をした市原市中央高校2年近藤奈央さんは「これからも呼びかけ等をしていき、市原市をより一層安全・安心になっていくよう活動を続けていきたいです」と語った。今後も各校が連携しながら、活動の輪を広げていく。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】お店の前で。『十五や』のTシャツを着た藤本さん(後列中央)と田頭さん(右隣)  緑豊かな市原市東国吉で、県道21号…
  2. 【写真】本祭の武者行列で本田忠勝に扮する渡辺正行さん  第50回大多喜お城まつりが10/12(土)・10/13(日)の2日…
  3.  市原市では、現在「文化交流施設整備基本構想」の検討が進められており、この構想について市民の皆さんと一緒に考える「文化交流施設シンポジウム」…
  4.  親子で楽しめる『マミーズマルシェ・ハロウィンパーティー』が10月14日(祝)、夢ホールで開催される。主催は『マミーズハンドメイド』、子育て…
  5.  市原市、君津市、大多喜町が連携したスタンプラリーが8月26日(月)から12月15日(日)まで開催中です。久留里線、小湊鉄道、いすみ鉄道のロ…
  6.  マザー牧場では、9月1日(土)から11月30日(土)までの3カ月間、芸術の秋を楽しむイベント『第23回秋のこども写生大会』を開催中です。 …
  7.  先日、実家の父が他界しました。厳格な昭和の父から厳しく育てられた私は、中学生の頃、家を飛び出したこともありました。そんな父のお陰で、私たち…
  8. 【写真】2024年4月『みんなとうたコンサート』にて 『南総ラ・ムジカ』は、オペラを愛する市民合唱団。睦沢町中央公民館で…
  9.  動物たちを飼うには、彼らが生涯、安心して暮らせる環境が求められています。捨てられて保健所に捕獲されたり、個人の多頭飼育崩壊などで持ち込まれ…
  10. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】お店の前で。『十五や』のTシャツを着た藤本さん(後列中央)と田頭さん(右隣)  緑豊かな市原市東国吉で、県道21号…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る