謎のスイーツ
- 2013/5/2
- 市原版

謎のスイーツ
お菓子作り教室『ミステリー・スイーツ!!』が戸田コミュニティセンターで開かれた。「身近な材料でできる面白いものを」と講師である市内の和菓子店主、土橋功和さん(49)が考えたレシピは3月27日当日まで秘密だった。
地域の世代間交流を促す目的もあり、参加者は大人6人、子ども6人。3班にわかれ調理台ごとに『マドレーヌ』の材料を計量した。卵と同量の砂糖を攪拌し、小麦粉、コーンスターチ、ベーキングパウダー、塩を投入。交代で楽しそうに混ぜる小学生に土橋さんが「ここまでのタネでホットケーキが焼けるよ」と教えた。最後に溶かしバターを加え、オーブンで焼くと出来上がり。さらにマロンクリームと栗甘露煮をトッピングすると『モンブラン』に変身した。
次に大人たちは『イチゴ大福』の皮になる求肥作りに奮闘。白玉粉200グラムを水280ccで少しずつ溶かし、砂糖200グラムもプラス。火にかけ木ベラで練ってのり状にした。それを蒸し器で20分。熱いうちに再びよく練ってコーンスターチの手粉の上に。「市原は新鮮な材料が手に入るので何でも手作り」という親子も共同作業。小分けにした求肥を平らに伸ばし、白餡、イチゴ、白餡の順にのせて丸く包んだ。ミニトマトを入れ、「意外なおいしさ」と土橋さんがイチ押しする『トマト大福』も完成。大量にできたスイーツ4種を前に「何を作るのか楽しみだった。求肥は電子レンジで作るよりモチモチ」と60代のベテラン主婦も満足そうに話した。