季節のスケッチ

季節のスケッチ
俳画と文 松下佳紀

空にはいつも雲がある。地球を取り囲む大気と共に雲のない日はない。雲は気象条件や季節により様々な色や形になる。そうして大昔から地球という星を彩ってきた▼浮雲といえば誰もが青い空に軽々と浮かぶ白い雲を思い浮かべるだろう。それは誰が見ても美しく好ましい眺めだ。が、よく考えれば美しい、好ましいと感じ取るのは我々人間である。雲はただ空に浮いているだけなのだから▼無心に浮かぶ雲に愁いを感じたのは私個人である。何故かすかな愁いなのか?それは日本人なら相通じるであろう、ふとした季節への感懐である。さらに言えば、私の胸中に常にひそむ憂愁が、静かな秋の昼の情景に寄り添ったとも言うべきだろうか。

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