砥石で抜群の切れ味に

砥石で抜群の切れ味に

 包丁の切れ味がイマイチ。でも何とかごまかして使っている…そんな人も多いのでは?9月26日、菊間コミュニティセンターで開かれた『研ぎ方教室』では、男女13名の参加者が砥石を使った包丁の研ぎ方を学んだ。講師は市内在住の矢野來さん。学校や公民館などで包丁研ぎのボランティアを行っている。
 砥石は水に浸し、動かないように濡れタオルを敷いた板の上に乗せる。砥石には荒砥、中砥、仕上げ砥の3種類がある。普段の手入れには中砥で充分だが、荒砥で研ぎ、中砥で仕上げると簡単にできる。刺身包丁などには仕上砥を使うとさらに鋭い切れ味になるという。研ぐ際に出る砥石の粉も研ぐ役目を果たしてくれるので頻繁に流してしまわないこと。「それぞれの包丁の刃に合わせて角度をつける。力を入れすぎないように。何度もやって体で覚え、コツをつかむことですね」と矢野さん。うまく研げているかどうかはトントンと軽く爪に当ててみる。研げていないとすべる感じがある。
 前半は「難しい」「角度がよくわからない」と雲をつかむような状態だった参加者も、慣れてきた後半にはシャーッ、シャーッと小気味のいい音を調理室に響かせていた。研いだ包丁の刃を触って「ザラっとした刃返りがとれた。早くトマトでも切ってみたい」と参加者は満足した様子だった。
 

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市中高根にある鶴峯八幡宮は、鎌倉時代の建治三年(1277年)より続く由緒正しき神社である。「本宮大分県の宇佐八幡宮から御分霊を戴きお祀…
  2.  焚き火が恋しい季節になりました。私は週末の黄昏時、陽が落ち始める前から焚く準備を始めます。我が家の焚き火台は壊れて要らなくなった洗濯機のド…
  3.  光陰矢の如し、今年の掉尾(ちょうび)を飾る懐かしの映画は、「ウエスト・サイド物語」です。1961年(昭和36年)公開、監督はロバート・ワイ…
  4. 写真:《アニマリス・オルディス》2006年ⒸTheo Jansen  千葉県誕生から150周年を迎えた今年、千葉県立美術館…
  5. 【写真】各賞受賞作品の監督。前列左から2番目は映画祭実行委員長、後列左端は審査員のミヤザキさん。グランプリ受賞の全監督は前列左から3番目。 …
  6.  若い人がイチバン集まりたくなる街イチハラヘ! 未来に向けて動き出す「イチハラ」が、新しい「しあわせ」を発信する2024年の3日間、その各講…
  7.  キセキレイは、よく街中で見かけるハクセキレイの仲間ですが、個体数が少なくなっていることや、渓流や川原などの水辺を好んで生息しているため、ハ…
  8. 【写真】神明さん(左)と宗形さん  丸みのある可愛いフォルムから奏でられる心地よい音。それこそ、オカリナの最大の特徴である…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  市原市中高根にある鶴峯八幡宮は、鎌倉時代の建治三年(1277年)より続く由緒正しき神社である。「本宮大分県の宇佐八幡宮から御分霊を戴きお祀…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る