とっても簡単 おいしいコーヒーの入れ方のコツ

 10月15日(火)、ちはら台コミュニティセンターで『ちはらアラカルト コーヒーを楽しむ』講座が開催された。仕事の合間、朝のひととき、毎日コーヒーを口にする人が珍しくないだろうが、その中でどれほどの人が豆の抽出に力を入れているだろうか。
「コーヒーはキリマンジャロ、ケニア、ブルーマウンテンなど種類が様々。コーヒーの味は生豆に熱を加える焙煎という作業の過程で起きる化学変化によって形成される。熱量と時間、その度合いによる煎り方で酸味や苦みなど味に大きな傾向が生まれます」と説明するのは千葉市おゆみ野南で自家焙煎店を営む本かおりさん。
 では、おいしいコーヒーの入れ方はどういう手順か。「基本的に1、2杯分を入れる時間は1分前後。まず挽いた粉をペーパーフィルターに投入し、粉が平らになるように軽くドリッパーを揺する。お湯の温度は85度から90度、粉に充分浸み込む量のお湯を注ぎ20秒ほど蒸らす。ここで味が決まると言っても良いほど重要」と本さん。
 ふんわりと膨らんだ粉を見つめて、参加者は感嘆の声を漏らす。「昔あこがれた喫茶店の香り」、「いつもと匂いまで違う」と話しながら『の』の字を書くように内側へ6回転、外側へ6回転と湯を注ぐ。勿体ないからと思わずに、注いだ湯の表面がへこみきらないうちにドリッパーを外すのは、良い部分だけを抽出したいから。「お湯はなるべく近くからそっと置くように」と本さんのアドバイスを受けながら、参加者は何度も異なる種類のコーヒーを入れては味比べを楽しんだ。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る