手作りのしめ飾りで新年を迎える

手作りのしめ飾りで新年を迎える

 正月のしめ飾り作りは年神様をお迎えする準備。日本の伝統を引き継いでいきたいと昨年12月、市津公民館で『正月飾り・玄関輪飾り』作りが行われた。18名の参加者は手足と身体を大きく使って藁をよじり、自分だけの輪飾りを作り上げた。古来より稲の生産が盛んな我が国では藁は大切な副産物だった。本講座では市津地区在住の小林喬さん、講師の川島正作さんと川島敏弘さんが手間をかけて下準備したものを材料として使用。丈が長く育てるのが難しい古代米の茎を青いうちに刈り取って乾燥させ、曲げやすいように専用の道具と霧吹きを使って軟らかくするのだという。
 作り方を紹介する。3つの藁束を用意し根元でひとつに束ねる。根元を手前に置き1つを時計回りに縒っていく。2つ目も同じように縒り、2本を左回りにねじり合わせていく。残った1本も同様に縒り合わせる。3本を縒り合わせたら藁の根元が右後ろにくるように輪を作り紐で結ぶ。添え物として稲穂や藁束を輪の結び目の間に挟み込んで紐でくくる。結び目の両端と添えた藁束の上下端は好みの長さに切り揃える。マツ、ユズリハ、紅白の御幣とダイダイの代わりにユズをあしらって完成。ウラジロなどを使ってもよい。
 玄関に飾るのは12月28日か30日に。29日と31日は二重苦、一夜飾りといって縁起がよくないとされているので避ける。年明けは1月7日まで飾っておいてよい。ずっしりと存在感のある輪飾りを手に「玄関が華やぎます」と参加者は嬉しそうに話した。手作りのしめ飾りで正月を迎えるのも趣き深い。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  日没後に花が咲き、翌朝になると萎む1日花の月見草。御宿海岸の『月の沙漠記念公園』の一角では、大きめの黄色い花が咲くオオマツヨイグサが、毎…
  2. 「人生100年時代、どうやったら幸福な終活の日々を送れるのか。そのひとつとして、ヨーロッパで人気の体験・滞在型農園の菜園版的な、交流できる…
  3.  平成22年度から毎年、千葉県内各地で公演を行っている『おやこ de オペラ』。年齢制限を設けず0歳の子どもから入場でき、子どもたちが舞台に…
  4.  最近、市原市内の小湊鐡道沿線で、白と緑色の気動車が走っているのをご存じでしょうか。  この車両は、キハ40といい、小湊鐡道が2020年に…
  5.  夏鳥として本州以南にオーストラリアなどから渡って来るコアジサシ。全長26㎝程、体と尾は白色で、背と翼上面はうすい灰色、頭部はヘルメットをか…
  6.  とうとうアロエベラを買ってしまいました。ずっと気になっていた植物のひとつで、いつかは欲しいと思っていたアロエの仲間です。昔はどこの家庭にも…
  7.   富里市七栄にある国登録有形文化財『旧岩崎家末廣(すえひろ)別邸』。ここは三菱財閥の創業者一族、三菱グループ第3代社長・岩崎久彌(ひさや)…
  8.  大多喜ハーブガーデンで毎年開催される『ストーンサファリ』。2018年の第1回から好評で、回を重ねるごとに出展数も来場者も増えている。第6回…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  日没後に花が咲き、翌朝になると萎む1日花の月見草。御宿海岸の『月の沙漠記念公園』の一角では、大きめの黄色い花が咲くオオマツヨイグサが、毎…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る