税についての作文で国税庁長官賞

ちはら台南中3年 伊藤 克仁くん

 国民が支払う税の一つである消費税。4月から消費税が上がることで影響を受けるのは、日々生活するほぼすべての人である。物を所有、または手に入れる時にかかる税が増える、その事実を把握してはいるものの消費税を含む『税金』について深く考えることはあるだろうか。
 ちはら台南中学校3年の伊藤克仁くん(15)は、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が募集した『税についての作文』で国税庁長官賞を受賞した。「作文は夏休みの宿題の一つだった。税については公民で学んだけれど、普段自分が関係しているのは消費税くらい。だから税についてもっと詳しく調べようと、国税庁のホームページを見て税金について勉強した。作文はその過程をそのまま書いたので、受賞の知らせにただ家族と驚いた」と伊藤くん。
 作文のタイトルは『身近なところから税を考える』で、原稿用紙3枚ほど。通学路で目にするゴミ袋や公園、信号機や横断歩道、救急車。学校で当たり前のように使用する校舎、イスや机、パソコン。よく見れば普段使っているものが税金で賄われていることに気づく。国税庁のホームページで税について詳しく学び、その中で福沢諭吉が述べた、税は政府と国民の『約束』であるという言葉に注目。国民の納税義務と政府の法律に基づいた税金の有効な使い方には双方の努力が必要である。という内容が、伊藤くんの目線から丁寧に書かれている。
「過去に読書感想文で賞を頂いたことがあるけれど、どちらかというと話すほうが得意」といい、現在受験勉強まっただ中。ハキハキと的確な返答をする姿は、年齢より少し大人びて見える。背筋を伸ばし、「作文は2日くらいで書いた。筋道を立てて考えると時間ばかり掛かるので、頭に浮かんだものを一気に書き出してあとでまとめる。今はテストを受けると作文を書かされたり、私立入試問題で記述が出たりと書くことに触れることが多い」と話す。
 陸上部の部長や体育祭の応援団長をこなしたりと活発に校内活動も行っている伊藤くん。税について学んだ上で「ヨーロッパ諸国は福祉政策に影響していることもあるが20パーセント前後の消費税がかかっている。日本は問題がたくさんある。もっと困っている人に目を向けて欲しい」と続ける。高校受験においてしっかりと目標を定め、さらに大学で政治経済を学ぶことを志している。
 将来の夢は政治に関わる仕事をすることだといい、「今は勉強ばかり。1日学校外で6時間以上は頑張っている。人生自体が勉強だと思っているので、この時期も必要かな。今回の受賞は驚いたけれど、自分の意見が少しでも人に知ってもらえたなら嬉しい」と笑顔を見せた。将来を担う若者の成長が楽しみだ。

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