お面を作って相手と一体化!?私はあなた

 3月23日(日)、いちはらアート×ミックスの会場である月出工舎(旧月出小学校)では、竹村京さんによるワークショップ『お面を作ろう』が開催された。竹村さんは、1998年に東京芸術大学美術学部絵画科油絵専攻を卒業した作家で、2000年から現在までベルリンに居住し、世界で活動している。
「言葉が通じなくてもアートで共感できることはある。ご飯を食べる、煙草を吸う、そんな単純な行動でも自分のおじいちゃんに似ていると感じることさえある」と竹村さんは話す。お面が普段は個人を隠すという意味で使われることが多いが、この日の『お面を作ろう』では、ペアになって相手のお面を作る作業をした。
 設計図を描く時に使用する下が透ける紙を相手の顔に乗せ、マジックで部位をなぞっていく。輪郭と髪、耳を付け加え、目はハサミで切り抜く。目の脇に穴をあけて紐を通せばお面の出来上がり。アトリエ教室に一緒に通っているという女子高生ペアは、描き上げた後にお互い「えー!」と驚きの声を漏らすも、「なんだか二人が似ているね」、「自分の顔のお面をするなんて不思議な感じ」と笑いあう。3歳半の男の子は母親の顔を描くのに大興奮。「お母さんの顔、なんだか怖いね」と大声を上げて笑った。
「似顔絵を作らせてもらって自分がしてみる。相手の所作を真似すると不思議と一体化した気分になる。面白い。作品を通すことで心が少し開かれた気がするのでアートっていいなと思う」と竹村さん。参加者は友達、兄弟、幼児との親子ペアが多かったが、大人同士でお面を作ってもとても面白いに違いない。

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