広く伝えたい、焼き芋の魅力

 春のうららかな陽気の中、各地でいちはらアート×ミックスのイベントがスタートしている。自然との関わりと建物や道具の機能の中にある美しさを表現したいと、アーティストのチョウハシトオル(長橋徹)さんが旧月出小学校校庭に作り上げた作品兼調理場『火処』。屋根に使われている竹、窯の石と土、藁は地元の産物。屋根に貼られた無数のシートは、風が吹くたびに白い鳥が飛び立つようにはためき、大地の隆起である窯からは煙が空へと昇って行く。
 そんな自然とアートの融合の中、『やきいも学入門編』は行われている。同ワークショップではサツマイモと焼き芋について詳しく学んだあと安納芋、紅あずま、紅はるか、鳴門金時のサツマイモ4種類を実際に焼き、食べ比べをする。炭で約200度に熱した窯内の網で芋を焼く。10分おきに転がしながら遠赤外線でじっくり1時間。焼いている間に講義を進める。
 サツマイモは南米が原産地で、1600年頃に様々なルートから中国を通って日本に伝えられたといわれている。育てる手間がかからず、気象災害にも強い。カルシウム、ビタミンCなどの栄養も豊富に含む。「魅力いっぱいのサツマイモを窯で調理する日本古来の食文化を継承したい」と話すチョウハシさんは神奈川県大磯町で『やきいも日和』を営業。練炭の熱と壺からの遠赤外線でじっくりと焼く大正時代からの『つぼ焼き』による焼き芋を販売している。
 さて、焼き上がった4種類の芋。遠赤外線なので焦げることなく、どれも甘さが凝縮されて中はしっとりホックホク。皮までおいしい。埼玉県から参加した女性は「焼き芋がこんなに奥深いとは。私は鳴門金時が一番好きですね」と笑顔で話した。あなたもサツマイモにハマってみては?

問合せ・予約 チョウハシトオルさん
chohashi@tsukide.jp

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