スーパー空手マン 68歳で黒帯獲ったぞー!
- 2014/5/9
- 市原版
市原市国分寺台在住の山内英晴さん(70)は、能満にある極真空手道場に通って14年になる。「前に勤めていた会社で空手同好会に入っていた。そこでは寸止めだったので物足りず、56歳でここの門を叩いた。今年の1月に白内障の手術をしたが、空手は手足を含めた全身で動く。左右均等に使うので健康にとてもいい」と話す山内さんは、細身の体を俊敏に動かしながら型を決める。
現在も会社員として勤め、通常週2回は道場に通い2時間みっちりと練習する。稽古は基本の突きや蹴り、型、ミット打ち、組手など多種にわたる。「現在は空手を強くなるためというより健康志向で始める方も多いですが、山内さんは精神力も強い。早朝ジョギングは毎朝欠かさず50年間も続け、若い生徒はいい刺激を受けています。私たちも空手以外で多くのことを教えてもらっています」と指導者の高橋衛さんと菊地明さんは声を揃える。
空手の進級は7段階あるが、山内さんは68歳にして黒帯を獲得したスーパー空手マン。「先生に教えてもらっても、未だに組手や体のさばき方がうまくできない時もある。力を抜く、というのがこれからも課題。退職をしてからは、将来を担う子ども達に空手を教えたい」と山内さんは抱負を語った。