世界へ届け、私だけの歌声

 プロのシンガーソングライターという夢に向かって邁進している現役の女子高校生がいる。市原市在住の児玉香織さん、16歳だ。「歌とギターが大好き」飾らない素直な笑顔で話す。小ぶりのギター、ベイビーテイラーを抱え歌い出すと表情は真剣になる。ずっと聴いていたくなるような柔らかい心地よさと同時に、彼女の内に秘められた強い意思を感じさせる歌声だ。
 バンド活動をしていた父親、英樹さんの縁で、ブルースを中心に音楽活動をしている菊地明さんと1年前に出会った。「初めて会ったとき、彼女はまだギターコードなど全く知らず、自分で心地よい音を探して弾いていました。今でも彼女独特の弾き方です。透き通った声質、ささやく様な歌い方と力強く歌うところを緩急つけて表現するところが魅力」と菊地さんは評する。香織さんは菊地さんが設立した音楽レーベル『Pan Records』に所属し、「16歳の記念にインディーズのCDを出したい」とオリジナルのソロアルバム製作に励んでいる。ネイティブが使うような自然な英語で詩を作り、世界中の人々の耳に残るような自作のメロディーと合わせる。模倣的に作り上げたものではなく自分だけの、自分自身の声で歌い上げることが理想の未来図。
 幼少の頃から、ビートルズが大好きだった父親の影響で常に洋楽を耳にする環境にあった。心を動かされたのは小6の誕生日に姉がプレゼントしてくれた、米ドラマ『ハンナ・モンタナ』サウンドトラック中のマイリー・サイラスの歌声。当時は英語など全く分からなかったが、聞こえる通りに声を発して一生懸命に歌真似をした。以来、洋楽のポップスばかりを聴くように。現在、好きな歌手はテイラー・スウィフトとエド・シーラン。特にネットの動画で見たテイラーの『Fifteen』はギターに触れるきっかけにもなった。自らも15歳の時だ。父のギターをこっそりと借りて手探りで弾くように。やがて自分のギターを手に入れ、演奏に明け暮れる日々が続いた。「夢中で弾いていると、5時間なんてあっという間。気づいたら深夜だったこともありました」
 人見知りで、もの静かな性格だったと自己分析する。人前で歌うなんてとんでもないと考えていた香織さんだったが、通っている英語スクールなどでミニライブを重ねるうちに、周りから喜びの声や励ましの言葉をもらうようになり、プロへの道を意識し始めたという。「歌とギターのみのシンプルな演奏で勝負できるような歌手を目指し、世界中の人々に感動を与えたい」そんな夢を叶えるべく、北国分寺台にあるバーのステージに立ち、菊地さん、英樹さんと共に生演奏と歌声を披露している。

問合せ Pan Records
e-mail:info@pan-records.com

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  今年8月1日、スタートしたばかりの『茂原シニアアンサンブル(以下、茂原SE)』。茂原市ほのおか館(本納公民館)にて、毎週土曜日に練習を行っ…
  2. [caption id="attachment_37361" align="alignright" width="150"] 稲荷の祠[/c…
  3.  明治時代から天然ガスの採掘が行われている茂原市で、天然ガスに焦点を当てたご当地検定「もばら検定ガス博士」が8月29日・30日に行われました…
  4.  先日のこと。いつものようにパソコンデスクにコーヒーカップを置きました。その時、フッと『こぼしそうだな…』と思ったんです。その後、席を立って…
  5.  つぶらな黒い眼が愛くるしい『ウリ坊まん』。大多喜町特産のタケノコと、同じく町内で獲れるイノシシの肉が具材の肉まんだ。 [capt…
  6. 「持続化給付金」は新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく落ち込んだ事業者が対象で、確定申告の書類や通帳の写しなどを添付し申請、認められれ…
  7.  写真は、昨年10月25日、台風21号の影響による豪雨の直後に、市原市・新番場橋の上から撮影したものです。川幅いっぱいに増水した川の水が今に…
  8.  昨秋の集中豪雨で作品・建物共に被災し、休館していたホキ美術館(千葉市緑区)が8月1日、約9カ月ぶりにリニューアルオープンした。新たなスター…

ピックアップ記事

  1.  今年8月1日、スタートしたばかりの『茂原シニアアンサンブル(以下、茂原SE)』。茂原市ほのおか館(本納公民館)にて、毎週土曜日に練習を行っ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る