葉っぱの化石、見つけた

 今夏、市津公民館で『おもしろ科学 葉っぱの化石探し』が行われ、小学生の親子約40名が参加した。講師は千葉県立現代産業科学館の上席研究員、佐藤裕子さん。「化石って何かな?」、「貝の化石が陸地で発見されているのはなぜかな?」などの質問を投げ掛けると、子ども達は元気よく手を挙げハキハキと答えた。正解が出るとみんなで拍手、「化石とは、長い年月の間に砂や泥が積み重なった地層の中で、生き物が石のように固くなったもの」、「今は陸地でも昔は海だったんだよ」と分かりやすく説明した。
 今回の講座では栃木県那須塩原市で採られた約10センチ四方の石が配られ、地層の中に眠る植物の化石を探した。数十万年前、新生代第四期更新世と呼ばれる時代に、火山が噴火してできた湖の中で堆積した木の葉石だ。
 先の尖った道具を地層の縞に沿って当て、その上から軽くハンマーで叩く。地層がはがれて葉っぱの化石が姿を表すと「あった!」と子ども達は目を輝かせた。4、5個の化石を発見した子も。「数十万年前というと、化石としては比較的新しいもの。現存している植物である可能性が高いです。図書館などで、何の葉っぱかを調べると夏休みの自由研究にもなるね」と佐藤さん。
 参加者は削り取った化石をラベル付きの袋に入れ、嬉しそうに持ち帰った。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  2. ホソミオツネントンボ(越冬中)  日本では200種ほどのトンボが生息しているとされています。主に、春から秋に観察でき、身近…
  3. 【写真】いちはらフィールドマップ巡り・市原にて  市原市姉崎在住の石黒修一さん(76)は、『地域を知り・守り・愛する』とい…
  4.  近年、湾岸沿いの工場夜景が注目され、ナイトクルーズが運航されるほどになっていますが、多くの石油・化学工場が林立する市原市の五井・姉崎海岸付…
  5. 【写真】ダリア花(茂原市立美術館蔵)  2月14日(水)~3月24日(日)、茂原市立美術館で、千葉県誕生150周年記念事業…
  6.  今回は、自分の好きなベストスリーに入る監督を取り上げます。読者の方々には、作品は知っているけれど、監督には馴染みがない、という方もいらっし…
  7.  今回と次回で、未来の話をしたいと思います。今世紀の中頃までに世界の人口は100億人を超えると言われています。気候変動により農作物の生産がま…
  8. 【写真】人々に語りかける中村医師 写真提供:PMS(平和医療団・日本)  昨年11月25日、ちはら台コミュニティセンター(…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る