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うどん作りでストレッチ?
- 2015/4/3
- 市原版, シティライフ掲載記事
3月10日、菊間コミュニティ・保健福祉センターにて人気講座『うどん作り』が開かれ、抽選に当たった10名が参加した。講師は市原市菊間在住の中村三千男(77)さんと村上さん。講座は「一人ひとり体験できるように」と二人一組になってはじまった。
大きなボールに中力粉400グラムをいれ、塩小さじ2杯強を溶かしたぬるま湯180cc回し入れる。お湯は少しずつ入れ、1割ほど残す。こねてまとまらなければ残りを加える。ひと塊になったら、「1時間から3時間ほどねかせるとコシが出る」そうだ。生地をビニール袋に入れ、床で足を使って10分踏み、取り出し「四角く畳んでカメの背中のように」端を内側に織り込む。再び10分踏んで方形にする。参加者の生地をねかせている間、中村さんがまな板に打ち粉(薄力粉)をして生地をめん棒で伸ばし、蕎麦包丁を使って細く切り、村上さんが打ち粉をまぶして一本一本並べるお手本を見せた。
参加者たちは向かい合って「うどんが伸びる前に自分が伸びる」など冗談を言いながら生地を伸ばす。村上さんに「腰を入れ、ストレッチするつもりで」と励まされ、それぞれ力を込め試行錯誤して生地を薄くした。好みの太さに切ると完成。各テーブルを回り、「これは几帳面な人の切り方」、「太麺だね」と楽しそうに鑑賞しあい、お互いの健闘をたたえあった。試食に参加者は「乾麺では味わえないコシの強さ」と大満足。ポイントは「水加減と愛情をこめ手際よく打つこと」だという。