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 市原市民の健康づくり計画『改訂健康いちはら21』の共通課題は『糖尿病予防』。推進事業のひとつとして『ヘモグロビンA1c(エーワンシー)を知ろう!~糖尿病を予防して健康長寿~』が同市保健センターで5月末に2日かけて開かれた。初日は、同計画から生まれた『ここから劇団梨組』による寸劇のあと、市内でクリニックを営む大岡光医師(46)の講演があった。
 血液中のブドウ糖濃度が正常より高くなり、その状態が続くのが糖尿病。初期の自覚症状はあまりないが、長期間放置すると失明に至る網膜症、透析が必要になる腎症、感覚異常がおこる神経障害、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす。しかし、「食事、運動、薬物療法により血糖値をコントロールすれば発症リスクは減らせる」と大岡医師は話す。健康診断などの検査項目ヘモグロビンA1cとは過去1~2カ月間の平均血糖値。「6.5%以上だと糖尿病が強く疑われるが、数値が低くても空腹時や食後の血糖値を調べると、糖尿病と診断される人がいる」とのこと。
 日本人の4人に1人が糖尿病かその予備群。大岡医師は「予防するために正しい知識を持ち、生活習慣を改善してほしい」と呼びかけた。2日目の講義は『糖尿病と運動、食事、歯周病予防について』。12月にも同内容で開講予定。

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