腰・膝 筋肉の痛みは動かして軽くしよう

 近年よく聞く『ロコモティブシンドローム』。転倒しやすい症候群の意で、体の動きが悪くなる=転倒しやすくなるとの考え方だ。転倒防止には、最初の原因の『体の衰え』を防ぐことを奨めている。五井公民館で7月22日に行われた講座『ほねほね元気』は、その転倒防止のためのヒントを解説。講師は市内の整形外科病院医長である伊藤崇さん。同公民館で他の講座も担当し、好評だ。今回は全3回の1回目、次回は10月の開催予定。
 まずは、日常生活での自分の姿勢と体の使い方を自覚。姿勢が悪く前屈みならば、筋力をうまく使えず足が上がらなくなり、何でもない所でつまずく。『気をつけ』の姿勢ができなければ要注意。膝が悪ければ曲げ伸ばしが上手くできないため、足を小さく横へ回すようにして引きずる歩き方になり、自然と前屈みになる。こうした人は、体を少しでも伸ばすことが大事。例えばトイレに行くときなど、うーんと背を伸ばし反らすと決めておく。歩き方は行進のイメージで、胸を張り腰を立て、太ももをあげることを目指す。負担にならない程度で、家の中で少しずつ毎日続けるのがポイントだ。「痛みのために動かさなければ、筋肉はますます固まり、痛みも増加。他の筋肉を代わりに酷使し、さらに痛む場所が増える。早く治すには痛みと上手く付き合って、少しずつ動かすこと。筋肉は、動くようになれば痛みが軽減します」と伊藤さん。参加者は「納得。慢性的な痛みで悩んでいたので、頑張って動かそうと思った」と真剣に聞いていた。

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