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どんな音が出るのかな?
- 2016/1/22
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市原市では、家庭教育の普及を目的とした『家庭教育学級』を教育現場に取り入れている。27年度の開設校に選ばれた石塚小学校は、その一環として昨秋、小3の児童57名とその保護者を対象に『親子理科教室』を行った。講師は、市の「まちのせんせい」に登録されている『蔵前理科教室ふしぎ不思議(通称くらりか)』の堀添智(さとし)さん他7名。東京工業大学の卒業生で構成されているボランティア団体だ。
テーマは「笛と音」。身の回りにある材料で様々な笛を作り、音が生まれ伝わるしくみを学んだ。最初に作ったのは、紙コップとストローで作る『ストローンボーン』。穴を開けた紙コップに太いストローをさし、さらに細いストローを重ね合わせる。吹き口を斜めに切り、リードを取り付ければ完成。早速鳴らしてみると「ブーッ」と面白い音がする。瞬く間に笑いが起こり「僕も、私も」と次々に吹き鳴らす。吹き口から空気が送られリードが振動、空気の波が音となって耳に伝わるので力強く吹くことが大事。細いストローを押したり引いたりすることで、音の変化も楽しめる。
その他、「ピー」と高い音が出る、牛乳パックを丸めて作った『紙ホイッスル』や声を出すと回る『ドレミファプロペラ』を作成。音の教材としてお馴染みの『糸電話』も体験。紙コップを耳や口にあて、4人以上で交差させた糸をピンと張り、1人ずつ順番に話す。「聞こえるー?」、「ぼくの番だよー」と子どもたちは大はしゃぎ。
「子どもは本来、ものを作ることや触ること、音の出るものが大好き。不思議だなと思う気持ちを大切にし、自分で色々と試してみてほしい。今日は楽しんでもらえたようなので、成功ですね」と堀添さんは微笑んだ。
問合せ くらりか千葉 小山内さん
TEL 043・251・2201